日系企業のグローバル化に貢献できるIT組織の構築を支援する「global IS managementサービス」を提供開始
2015年3月16日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:岩本 敏男、以下:NTTデータ)は、日系企業にて情報システム部や情報システム子会社がグローバルに事業貢献できる組織になるためのスキームの構築をサポートする「global IS(Information System) managementサービス」の提供を、2015年4月1日より開始します。
昨今加速する事業のグローバル化に伴い、日系企業の本社・海外法人の経営者やCIO(Chief Information Officer/最高情報責任者)からITに対して、グローバル全体でさらなるビジネスへの貢献が求められています。その一方で、IT組織やITシステムは、多地域・国に分散することで一層複雑化しており、ガバナンス面での課題が表面化しています。事業がグローバル展開していても、IT組織やITシステムがグローバルで統一されていないため、個社ローカルでの対応や本社からの支援などが中心となり、効率的な事業への貢献に結びつけることができていない状況です。
本サービスは、グローバル展開する日系企業が共通的に抱えているITへの課題や疑問に対して回答を示し、ITがビジネスの阻害要因とならず、事業貢献できるようにグローバルやリージョン単位でマネジメントするスキームを構築します。これらは、日系グローバル企業における先進的取り組みの事例やNTTデータグループがこれまでに蓄積してきたコンサルティング実績および各種メソドロジーをベースとしており、お客さまの方針や事業特性、規模などを勘案して最適なものを提供します。
NTTデータではこれからもお客さまのグローバル展開に貢献していくとともに、今後3年間で5億円の売り上げを目指します。
背景
昨今の加速する事業のグローバル化に伴い、ITに対してもグローバル全体でさらなるビジネスへの貢献が求められています。その一方で、IT組織/システムは、多地域・国に分散することで一層複雑化しており、ガバナンス面での課題が表面化しています。事業がグローバル展開していてもIT組織/システムがグローバルで統一されていないため、個社ローカルでの対応や本社からの支援などが中心となり、効率的な事業への貢献に結びつけることができていない状況です。そのような中、日系企業の本社・海外法人の経営者やCIOは、「海外のIT組織が何をしているのか見えていない」、「そもそもIT組織が必要なのか、必要な場合はどの程度の規模・役割が適切なのか」、「ガバナンスという言葉のみで実態がなく、内包するリスクが見えていない」といった課題に直面しています。
NTTデータでは、これまでに蓄積してきたコンサルティングの実績などから、日系企業においては、強烈なトップダウンによるガバナンスを効かせるよりも、本社のIT組織から海外法人のIT組織に対して適切なサポートを提供することが効果的と考え、日系企業のグローバル化に貢献できる本社・海外法人のIT組織となるためのスキーム構築を支援するコンサルティングサービスを開発しました。
図:「global IS managementサービス」の概要
サービスの概要、特長
本サービスにて支援するマネジメントのスキーム構築フレームワークは、推進組織/標準類/ITサービス/人材育成/KPI(Key Performance Indicator)管理の5つの要素からなり、それぞれの概要は以下のとおりです。
- 1.推進組織
本社側でのマネジメント推進体制の構築、海外法人側の組織改革
- 2.標準類
プロジェクト管理、運用管理、セキュリティーなどの参照可能な標準類作成
- 3.ITサービス
本社から必要な支援内容の整理、契約形態の検討
- 4.人材育成
本社側ITメンバー、ならびに海外法人ITメンバーの育成/ロードマップ作成、トレーニングの実施
- 5.KPI管理
海外法人の成長のためのPDCAサイクル推進、ならびに定着化支援
これらは、以下のような日系グローバル企業における先進的取り組み事例やNTTデータグループにおけるコンサルティング実績および、各種メソドロジーをベースとしており、お客さまの方針や事業特性、規模などを勘案して最適なものを提供することが可能です。
- 日系グローバル企業における先進的取り組み事例
先進的なユーザー企業との「グローバルITマネジメント研究会」にて確立されたグローバルレベルのIT最適化を実現するためのITマネジメントフレームワークやベストプラクティスといった研究成果
- コンサルティング実績
NTTデータグループにおける豊富なグローバルITマネジメント領域のコンサルティング経験
- NTTデータグループの各種メソドロジー
「Terasoluna®注」を代表とするNTTデータグループにおける各種メソドロジー
また、本サービスによりお客さまは、以下の効果を得ることが可能です。
- コストの最適化
標準化されたプロセス・ルールにより、IT業務の効率化が図れ、無駄なITコストを削減することが可能です。
- 問題の再発防止
基本動作の徹底と過去知見の活用などの組織的な活動によって、問題の再発防止および未然防止を実現し、ビジネスへの阻害を回避することが可能です。
- システム/IT業務の見える化
ITの状態やIT組織業務が見える化されることにより、ITガバナンスが向上され、迅速な意思決定だけでなく、経営・業務部門とのコミュニケーション強化が図れ、IT組織のプレゼンス向上が期待されます。
今後について
NTTデータは、これからもお客さまのグローバル展開に貢献するとともに、今後3年間で5億円の売り上げを目指します。
注釈
- 注Terasolunaとは、NTTデータが提供する「フレームワーク」、「開発プロセス」、「プロジェクト管理」などの技術やノウハウを組み合わせ、システム開発を包括的にサポートするソリューションです。
- 「Terasoluna」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
- その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
報道関係のお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
広報部
TEL:03-5546-8051
製品・サービスに関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
法人コンサルティング&マーケティング本部
グローバルトランスフォーメーション統括部
西、白井
TEL:050-5546-9530