「三井ショッピングパーク ラゾーナ川崎プラザ」にてコミュニケーションロボット「Sota®」を使った実証実験を3月20日（火）より開始 ～お客さまとのコミュニケーションを通じておすすめの店舗等を提案～

三井不動産株式会社（所在：東京都中央区 代表取締役社長 菰田 正信）と株式会社NTTデータ（所在：東京都江東区 代表取締役社長 岩本 敏男）は、お客さまの満足度向上に向けて、コミュニケーションロボットを活用した実証実験を3月20日（火）から5月31日（木）まで実施します。

三井不動産株式会社では、今後の人材不足等を見据えて、同社の開発・運営を手掛けるさまざまな施設においてICTの活用を進めており、商業施設においては、清掃ロボットの活用による施設管理業務の省人化やロボットの活用による店舗案内サービスの実証実験に取り組んでいます。

株式会社NTTデータは、日本電信電話株式会社が研究開発を行ってきた「音声音響処理技術」や「日本語解析技術」、コミュニケーションロボットやセンサーをはじめとする各種デバイスを連携制御するための技術等により構成される「corevo^®」関連技術に関し、さまざまな業界で実証実験を行い、その有効性や実用性の検証を行ってきました。

本実験では、マーケティング領域へのロボット活用の取り組みとして、施設内の各所にコミュニケーションロボット「Sota^®」を設置し、お客さまがロボットとコミュニケーションを取り合い、お客さまに合わせた店舗等を提案することで、施設内の回遊や購買行動にどのような影響を与えるかを検証します。

両社は本実験を通じて、商業施設におけるコミュニケーションロボットの効果や活用方法を見極め、お客さまの一層の満足度向上を目指します。

館内の各所に合計10体のロボット「Sota^®」（及び補助タブレット）を設置します。

「Sota^®」に搭載したカメラで、お客さまの属性（年齢・性別）を推定することに加え、コミュニケーションを通じて来館目的も把握することで、お客さまに合わせた店舗等を紹介したお客さま専用カード（二次元バーコード入り）をご提供します。

各所のロボット「Sota^®」（及び補助タブレット）は、クラウドロボティクス基盤^注1で連携制御されており、お客さまが館内をまわる最中に、上記カードの二次元バーコードを各所の「Sota^®」の補助タブレットにかざすと、「Sota^®」からそのお客さまへ提案した店舗に関する情報等が追加で提供される仕組みになっており、ロボットとの継続的なコミュニケーションを構築しています。

本実験は、3月20日にリニューアルオープン予定^注2のラゾーナ川崎プラザにて3月20日から5月31日まで実施する予定です。

「Sota^®」は、人と関わるロボットを広く普及させることを目的にヴイストン株式会社によって開発されたコミュニケーションロボットです。日本の環境に合わせたテーブルトップサイズのコミュニケ―ションロボットで、人と同じように身振り手振りを使ってコミュニケーションを行うことができるだけでなく、カメラ・マイク・スピーカを搭載し、NTTデータが提供するクラウドロボティクス基盤とネットワークを介することで遠隔操作や外部デバイスとの連携が可能です。社会への普及を目指すために、シンプルな機構を採用するとともに、ロボットクリエイターの高橋 智隆 氏による親しみやすいキャラクターデザインを取り入れました。