松山市のRPA導入補助金に合わせ、特別プランを提供 ~「RPA先進都市まつやまの実現に向けた連携協定」を締結し、地域経済活性化に貢献~
2019年4月9日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、4月9日に愛媛県松山市、株式会社伊予銀行(以下:伊予銀行)、株式会社愛媛銀行(以下:愛媛銀行)および愛媛信用金庫と、RPAの導入を通じて市内企業の生産性向上を目指す「RPA先進都市まつやまの実現に向けた連携協定」注1を締結しました。
この協定により、市町村として全国初となるRPA導入の補助金「松山市RPA導入支援補助金」注2を松山市が創設したことに伴い、NTTデータは5月9日より「WinActor補助金限定特別プラン」注3を提供します。本プランの活用で、民間企業は、松山市からの補助(RPA導入に要する費用の半額、最大50万円)と組み合わせ、通常価格約175万円相当の内容を1年あたり50万円にて利用可能となります。
今後、協定5団体では、地域経済活性化に貢献に向け、RPAに加えAI-OCR注4の導入支援補助金なども検討します。またNTTデータは、同様の取り組みを全国に広げていく予定です。
背景
昨今、全国的に人手不足が深刻化しており、多くの中小企業が経営課題に挙げる状況となっています。松山市においても同様の課題を抱えており、RPAにより地域経済を活性化したいと検討を進めていました。しかし、現状のRPAツール導入コスト負担は中小企業にとって重く、導入の妨げとなっていました。
NTTデータは、松山市の方針に賛同し、2018年5月より市と連携して、中小企業のRPAによる経営課題の克服や、RPAの導入方法、効果的なRPAの普及・啓発活動について、議論を重ねてきました。
このたび、伊予銀行、愛媛銀行および愛媛信用金庫の賛同も得て、松山市およびNTTデータを含む5団体は、RPAにより中小企業の経営課題を解決し、地域経済を活性化することを目指し、2019年4月9日付けで「RPA先進都市まつやまの実現に向けた連携協定」を締結しました。
「RPA先進都市まつやまの実現に向けた連携協定」概要
締結団体 | 松山市、NTTデータ、伊予銀行、愛媛銀行、愛媛信用金庫の5団体 |
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目的 | RPAの導入を通じて、市内企業等の業務効率化を促進し、人手不足の克服を目指す |
締結日 | 2019年4月9日 |
有効期限 | 2022年3月31日 |
協定の取り組み | 全国の自治体に先駆け、松山市は市内中小企業の助成のため、RPA導入に要する費用の半額(最大50万円)を補助する「RPA導入支援補助金」を創設しました。NTTデータは、補助金利用企業を対象とする「WinActor導入支援特別プラン」を提供します。また、伊予銀行、愛媛銀行および愛媛信用金庫は、市内中小企業へのRPA活用の周知啓発や、WinActor導入支援特別プランの申込受付窓口等を担当します。 |
「WinActor補助金限定特別プラン」概要
本プランは通常価格約175万円相当の内容を100万円にて提供するものです。補助金と組み合わせることにより、50万円にて利用可能となります(価格はいずれも税別)。
また、補助金の多くは初年度のみが対象となり、次年度以降の費用負担が課題となりますが、本プランを利用した企業には、2年目以降も継続分の1ライセンスを年額50万円にて提供する予定です。
対象企業 | 松山市RPA導入支援補助金利用企業 |
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内容 |
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提供価格 | 100万円(税別) ※通常価格174.8万円(税別) |
申込窓口 | 伊予銀行、愛媛銀行、愛媛信用金庫 |
その他 | プラン利用企業は、2年目以降もWinActorフル機能版1ライセンスを年額50万円にて継続利用可能 |
今後について
注釈
- 注1RPA(Robotic Process Automation)とは、ルールエンジン・人工知能などを活用した、業務の効率化・自動化の仕組みで、定型的なパソコン操作等を人の代わりにソフトウェアのロボットに行わせる技術です。自動化の主な効果として、生産性の向上や、ミスの削減、所要時間の削減、ストレス減、IT人材の育成などがあり、労働力人口の不足や、働き方改革の具体策として、大手・中堅企業を中心に、急速に導入が広がっています。
- 注2施策第一弾:松山市RPA導入支援補助金について
松山市webサイト: http://www.city.matsuyama.ehime.jp/kurashi/sangyo/chusyoukigyou/RPA_hojokin.html - 注3WinActorとは、2010年に日本電信電話株式会社の研究所が開発した技術をベースとする純国産のRPAソリューションです。2018年2月末時点で2900社に導入され、国内シェア1位となっています(※RPA BANK調べ)。提供パートナー開拓や技術研修教材作成、RPA技術者検定の運営、管理統制ロボット「WinDirector®」の開発等を販売元のNTTデータが担当しています。
https://winactor.com/ - 注4AI-OCRとは、従来のOCR技術と「機械学習」・「深層学習」とを組み合わせ、学習した内容に基づいてルールを見出し、手書き文字や項目ごとの認識を高い精度で読み取る技術です。NTTデータでは、企業向けにクラウド型のAI-OCR「DX Suite」を提供するとともに、地方公共団体向けにはLG-WAN対応AI-OCRの提供に向け取り組んでいます。
対象者 | 松山市内の中小企業者等 |
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補助率 | 補助対象経費の1/2以内 |
上限額 | 50万円/社 |
対象経費 | RPAツールライセンス費用、導入コンサルティング費用、保守委託費用(導入日から1年間が上限) |
対象外経費 | ハードウェア、仕入れや提供サービスに概要するもの、従量課金制等の補助対象経費が変動するもの |
- 「WinActor」は日本国内におけるNTTアドバンステクノロジ株式会社の登録商標です。
- 「WinDirector」は日本国内におけるNTTデータの登録商標です。
- 「DX Suite」は日本国内におけるAI inside株式会社の登録商標です。
- その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
報道関係のお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
広報部
後藤
TEL:03-5546-8051
製品・サービスに関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
社会基盤ソリューション事業本部
ソーシャルイノベーション事業部
デジタルソリューション統括部
RPAソリューション担当
中川、中村、村岡、城所
TEL:050-5546-7720