アイヴィスとの資本業務提携について

ニュースリリース/NTTデータ

2020年4月27日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:本間 洋、以下:NTTデータ)は、株式会社アイヴィス(本社:東京都文京区、代表取締役社長:石和田 雄二、以下:アイヴィス)と、2020年4月27日に資本業務提携に合意しました。

本資本業務提携によりNTTデータは、アイヴィスが保有する先進デジタル領域における技術の活用が可能となり、画像処理やAI/機械学習を活用したお客さまの新サービス創造・業務改革を迅速に支援します。

背景・目的

NTTデータは、お客さまのデジタルトランスフォーメーションのさらなる加速を目指し、グローバルデジタルオファリング拡充を推進しています。AI等、デジタル領域における最先端技術の開発・提供を行い、お客さまビジネスをサポートしています。

一方、アイヴィスは、先進技術領域である画像処理(vSLAM注1、SfM注2等)、AI/機械学習(画像認識・自然言語処理)において、高い専門性を備えた技術者を多数抱え、さまざまな業界分野において先進ソリューション開発を支援してきました。特に航空宇宙業界や自動車業界にて豊富な実績を有しています。画像処理技術を活用したものでは、日米共同研究による防衛省画像ジャイロ注3の開発、JAXA「はやぶさ2」のリュウグウへの接近時の軌道検証、AI/機械学習の技術を活用したものでは、製品部品製造における不良品の検知除去や自動運転に関連する障害物の検知などが挙げられます。

NTTデータとアイヴィスは、2019年より研究開発での連携を進め、3次元空間内の物体位置、形状、種類などを推定する空間データ分析技術や、動画から人の行動を認識する技術等の開発を推進してきました。NTTデータは今回の資本業務提携によりアイヴィスとの連携をさらに強化することで、画像処理、AI/機械学習技術の活用を中心としたお客さまのデジタルトランスフォーメーションをより迅速に実現します。

株式会社アイヴィス会社概要

(1)商号株式会社アイヴィス(IVIS: Intelligent Vision and Image Systems)
http://www.ivis.co.jp/
(2)事業内容情報処理に関る以下のサービス
  • ソフトウエアの受託開発・研究サービス
  • ソフトウエアプロダクトの開発、販売およびサービス
  • コンサルテーションサービス
  • システムインテグレーションサービス
(3)設立年1988年11月10日
(4)本社所在地東京都文京区本郷3-6-6 本郷OGI BLDG
(5)代表者代表取締役社長 石和田 雄二
(6)社員数554名 (2020年4月現在)

注釈

  • 注1v SLAM(Visual Simultaneous Localization and Mapping)は、カメラによる撮影画像から、自己位置推定と環境地図作成を同時に行う技術を指しています。LiDAR(Light Detection and Ranging、遠距離にある対象までの距離の測定を可能にする)、ステレオカメラ等で撮影した画像データを取り扱います。ドローンの空間地図生成等に用いられています。
  • 注2SfM(Structure from Motion)は、特定の対象を撮影した複数枚の写真をもとに、対象の形状を復元する技術の総称です。測量や、地図作成等に用いられています。
  • 注3画像ジャイロとは、慣性航法装置やGPSを補完し機能強化できる、画像を用いた新しい測位・航法技術です。慣性航法装置は、航空機やロケットなどに搭載されるもので、外部からの情報を必要とせず、搭載するセンサーのみによって自分の位置や速度を算出する装置です。
  • その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
TEL:050-3644-3022