サイバーセキュリティの共助推進組織「CMS-CSIRT」への参画について

~「地銀共同センター・MEJARシステム・ワーキンググループ」の取り組み【第2弾】~

報道発表

2023年3月29日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(代表取締役社長 本間 洋、以下、NTTデータ)は、地銀共同センター注1参加行13行およびMEJAR注2参加行6行が、地銀共同センター・MEJARシステム・ワーキンググループ(以下、CMS-WG注3)の第2弾の取り組みとして、サイバーセキュリティ分野での共助をさらに進めるため共同で設立した「CMS-CSIRT」(以下、「本組織」注4)に参画することを決定しましたので、お知らせします。
本組織は、定例会等での交流を通じて参加行のサイバーセキュリティ部門同士の関係構築を図るとともに、参加行のセキュリティ強化に資する情報共有や、セキュリティ担当者の能力向上に資する勉強会を実施していきます。また、共同でのセキュリティ対応訓練や演習、将来的な参加行の共同でのセキュリティ対策実現を目指した調査、検討なども実施していきます。
NTTデータは、本組織が目指す高度な共同サイバーセキュリティ対応の実現を支援していきます。

背景

昨今、金融業界を取り巻くサイバー犯罪、サイバー攻撃等の脅威が増しており、多くの地域金融機関はさらなるセキュリティ強化の必要性を認識しています。今回、地銀共同センター参加行とMEJAR参加行が協力し、サイバーセキュリティ態勢を一層強化するため、本組織を立ち上げることになりました。NTTデータはその実現を支援すべく、本組織に参画することとしました。

概要

名称 CMS-CSIRT
参加者 地銀共同センター参加行(京都銀行、千葉興業銀行、岩手銀行、池田泉州銀行、愛知銀行、福井銀行、青森銀行、秋田銀行、四国銀行、鳥取銀行、西日本シティ銀行、大分銀行、山陰合同銀行)
MEJAR参加行(横浜銀行、北海道銀行、北陸銀行、七十七銀行、東日本銀行、広島銀行)
※広島銀行は2030年度よりMEJARの共同利用を予定しています。
NTTデータ
活動内容
  • セキュリティ部門の交流促進
  • 参加者間の情報共有の促進
  • 勉強会の開催
  • 共同でのセキュリティ対応訓練や演習
  • 共同でのセキュリティ対策実現を目指した調査・検討 など

今後について

NTTデータは、セキュリティ領域に関する専門的なノウハウや国内外でのサービス提供実績、また地銀共同センターやMEJAR等での勘定系の共同化運営の実績を活用し、本組織への情報提供や先進テクノロジーを活用したサービス提供を行うことで、地域金融機関様の共同でのサイバーセキュリティ対策と、それによる安心・安全なサービス提供環境を実現していきます。

注釈

  • 注1 地銀共同センター・・・NTTデータが構築・運営する、地方銀行・第二地方銀行向け基幹系共同センター。参加行は以下のとおり(利用開始および銀行コード順)
    京都銀行、千葉興業銀行、岩手銀行、池田泉州銀行、愛知銀行、福井銀行、青森銀行、秋田銀行、四国銀行、鳥取銀行、西日本シティ銀行、大分銀行、山陰合同銀行
  • 注2 MEJAR・・・NTTデータが構築・銀行が主体で運営する、地方銀行・第二地方銀行向け基幹系共同センター。参加行は以下のとおり(利用開始および銀行コード順)
    横浜銀行、北海道銀行、北陸銀行、七十七銀行、東日本銀行、広島銀行(2030年度より共同利用予定)
  • 注3 CMS-WG・・・地銀共同センターおよびMEJARが、共同化グループの枠組みを越えたシステム運用の効率化を検討するため、2021年11月に設立しました。
  • 注4 CSIRT(Computer Security Incident Response Team)・・・一般的にセキュリティインシデント発生時の対応をおこなうチームと説明されますが、CMS-CSIRTでは平時においてインシデントに備えるための、情報共有や担当者のスキル向上、セキュリティ対策の導入を活動内容としています。
  • 文章中の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
西原
TEL:080-8160-8079

製品・サービスに関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
第二金融事業本部
第二バンキング事業部
第二営業企画担当
高橋、長尾、緒方
E-mail:chiginkikakukyotsug@kits.nttdata.co.jp
第三バンキング事業部
バンキング営業担当
二木、阿久津、永井、奥野
TEL:050-5546-7900