「BeSTA FinTech Lab®」に次世代銀行店舗ショールームをオープン ~デジタル技術を活用した次世代店舗コンセプト「Branch of the Future」~
2019年4月18日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:本間 洋、以下:NTTデータ)が運営するBeSTA FinTech Lab®では、2019年4月22日に新たに次世代銀行店舗ショールームをオープンします。
本ショールームは、新たな次世代店舗コンセプト「Branch of the Future」として、来店予約から情報分析までの一連の流れをカスタマージャーニーとして位置付け、デジタル技術を活用して銀行店舗における顧客体験の向上やオペレーションの効率化を図った展示物を紹介しています。
NTTデータは今後、本ショールームを通じて、店舗をはじめとするこれからの顧客接点のあり方を検討するとともに、金融機関のデジタルトランスフォーメーションを支援していきます。
背景
近年、銀行取引の多くをインターネットバンキングなどのデジタルチャネルで完結できるようになったため、店舗における取り引きが減少し、銀行店舗数は減少傾向にあります。一方で、住宅ローンや投信・保険などの複雑な商品の購入や、銀行員への相談は対面でのコミュニケーションが好まれる傾向があり、依然として店舗は重要チャネルであると考えられます。そのため、店舗は新たな店舗コンセプトを再設計していくことが重要となります。
NTTデータでは、海外を含むグループが持つ実績・ノウハウを活用し、デジタル技術を活用した新たな次世代店舗コンセプト「Branch of the Future」の紹介の場として、BeSTA FinTech Labに本ショールームを設置することとしました。
展示概要
本ショールームでは、店舗への来店からの一連の流れをカスタマージャーニーとして位置付け、デジタル技術を活用した各展示物を紹介しています。
- A)受付管理システム
顔認証技術を活用し、お客さまは受付機の前に立つだけでスピーディーに受け付けを行うことができます。銀行はタブレット端末等で来店されているお客さまを把握することができます。 - B)マーケティングAR
AR技術を活用し、スマートフォンのカメラをパンフレットにかざすと、パンフレットに関連した動画をスマートフォン上に再生し、待ち時間等にパンフレットの詳細な情報や説明をお客さまに届けることができます。 - C)感情認識サイネージ
感情認識技術を活用し、カメラで捉えた感情に応じてデジタルサイネージに表示する動画をお客さまに適したものに自動で変更することができます。 - D)アドバイザーポータル
受付管理システムと連動し、タブレット等の端末で店内のお客さまの情報や状況を把握することができます。 お客さま情報や来店目的、待ち時間などを確認し、行員への振り分けを行い、お客さまを待たせず対応することが可能になります。 - E)遠隔接客ソリューション「コラボロイド」注
オペレーターの声や表情、ジェスチャーとシンクロしたアバターが画面上に表示され、アバターを介して遠隔で資料などを画面上で共有しながら接客を行うことができます。接客時の音声や動画データを蓄積することができ、ニーズ分析やベスト・プラクティス分析に活用することができます。 - F)統合データ分析プラットフォーム
店内の情報を統合的に収集し分析することで、店舗の生産性や行員の活動状況などを可視化することができます。さらに、データ蓄積とAI技術の活用により来店予測等を行うことができます。 - G)バーチャルブランチ
VRと音声認識技術を活用して、残高照会や入出金照会などが可能です。先進技術の活用により新たな顧客体験を提供します。
図:ショールーム展示物
今後について
NTTデータは今後もデジタル技術を活用した次世代の店舗や顧客接点のあり方を検討するとともに、金融機関のデジタルトランスフォーメーションを支援していきます。
注釈
- 注BeSTA FinTech Labのコラボレーター企業であるUsideU社のソリューションです。
- VR…Virtual Reality(仮想現実)の略称
- AR…Augmented Reality(拡張現実)の略称
- 「BeSTA FinTech Lab」は株式会社NTTデータの登録商標です。
- その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
製品・サービスに関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
第二金融事業本部
武田、林(リン)
TEL:050-5546-9578