「あい作®」に圃場ポリゴンデータ自動検知・登録機能の提供を開始 ~圃場情報登録の省力化による操作性、利便性の向上を実現~
2020年7月27日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)は、営農支援プラットフォーム「あい作®」(以下、「あい作」)注1に、圃場(ほじょう)情報を登録する際に圃場の筆ポリゴンデータ注2を自動で検知、登録する機能の提供を開始しました。
本機能は、利用者が「あい作」上で圃場の筆ポリゴンデータを登録する際に、地図上で選択した地点の近隣農地の区画情報を自動表示し、対象となる圃場内の1カ所を選択するだけで容易に登録できるものです。これにより、複雑な形をした圃場であってもワンクリックで設定が完了するため、設定作業にかかる手間を大幅に改善し、「あい作」利用者の作業効率化および生産性向上を実現します。
今後、NTTデータは、営農作業のさらなる作業効率化および生産性向上のために、農業従事者のニーズを把握し、利用シーンに合わせた機能を拡充することで、さらなる利便性向上を目指していきます。
背景・目的
「あい作」は農作物の生産・流通・販売に携わる全てのお客さまの業務効率化・生産性向上を支援するためのクラウドサービスです。
「あい作」をはじめとする農業の栽培管理など地図情報を用いるシステムでは、管理する圃場情報にひも付く筆ポリゴンデータをあらかじめ作成する必要があります。筆ポリゴンデータの作成は、専用の作成ツールにてポリゴンの頂点座標を指定して登録する方法や、衛星写真からの自動抽出やオープンデータ等の外部で作成された筆ポリゴンデータを圃場情報にひも付ける方法によって行われます。設定する筆ポリゴンデータが多い場合や複雑な形をしている場合には、利用者の登録作業が煩雑で圃場情報とのひも付けに大変な手間がかかっていました。
そこで、NTTデータでは、「あい作」の圃場情報登録時に圃場の筆ポリゴンデータを自動で検知、登録する機能の提供を開始しました。
概要
本機能は、利用者が「あい作」上で圃場情報のポリゴンデータを登録する際に、地図上で選択した地点の近隣農地の筆ポリゴンデータを自動で検知する仕組みを開発(特許出願中)し、対象となる圃場を利用者がスマホやPC上で選択することで容易に登録可能とするものです。
イメージ図
特長
本機能は日本全国の圃場に対応しており、以下の特長があります。
- 複雑な形の圃場であっても頂点座標の設定がワンクリックで完了するため、ポリゴンデータ設定作業にかかる手間を大幅に改善します。
- 登録した圃場を利用者が自由に色分け設定できるよう機能を拡張することで、利用者の使い易さを追求しています。
今後について
注釈
- 注1NTTデータ2018年10月9日ニュースリリース「営農支援プラットフォーム「あい作™」を提供開始」
https://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2018/100900/
「営農支援プラットフォーム「あい作」公式HP
https://nd-agri.jp/products/ - 注2地図システム上で特定の区画を示す多角形の平面データです。
- 「あい作」は、日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
- その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
第三金融事業本部
戦略ビジネス本部
食農ビジネス企画担当
大川、西崎、岩本、丸山
TEL:050-5546-9784