「Digital Community Platform™」にクラウド監視による運用支援機能を追加 ~監視から復旧までの一貫支援する仕組みにより障害影響を最小化し安心・安全なクラウド利用を実現~

サービスインフォメーション

2020年10月1日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)は、2020年10月1日より官庁および自治体等の公共機関のデジタル化を推進するマルチクラウドソリューション「Digital Community Platform™(読み:デジタル コミュニティ プラットフォーム)」注1に、障害時の影響を最小化する支援機能を追加して提供開始します。
「Digital Community Platform」は、公共機関においてさまざまな民間クラウドサービスをシームレスかつ安心・安全に活用できる、インテグレーションサービスです。
クラウドサービスを活用するためには「Design For Failure」、つまり、障害が発生することを前提としたシステム設計が基本となります。一方で、クラウド障害時には、Design For Failureに基づいた設計であっても大きな影響を受けてしまう事例があり、障害が発生することを前提とした運用によって影響を最小化することが重要となります。今回のクラウド監視による運用支援機能は、クラウド監視、異常検知から対応までクラウド障害時の能動的な運用を支援することで、システム全体の高い継続性を実現します。なお、本クラウド監視による運用支援機能は、はアマゾン ウェブ サービス(以下AWS)との連携により実現したものです注2
今後、NTTデータは、本サービスを通して、さらなる公共機関におけるクラウドサービスの利用を促進し、公共機関の職員の働き方改革や生産性向上に寄与していきます。

背景

クラウドサービスでは、一般的に利用者とクラウド事業者との責任領域が明確となっています。そのため、利用者はクラウド事業者側の責任領域を意識せず利用できるというメリットがある一方で、障害発生時にはクラウド事業者の対応を待つ以外、利用者側で状況を掌握することが難しく、能動的な対応を取れないことにより、大きな影響を受けてしまうという可能性があります。
NTTデータはこうした状況を受け、「Digital Community Platform」の追加機能として、クラウドサービスから取得できる情報を監視・分析することにより、クラウドサービス側の障害に迅速に対応できるようにすることで、異常検知から対応までを一貫して支援するための運用支援機能を提供することにしました。

図:「クラウド監視による運用支援機能」のイメージ

図:「クラウド監視による運用支援機能」のイメージ

概要(特長)

本サービスは、クラウド事業者の責任領域を含め、万一の障害発生時に迅速な対応を実現するための情報を提供する機能を備えています。これにより、システム全体の高い継続性を実現します。
主な特長は以下の通りです。

  • クラウド事業者の責任領域も含むシステムトータルの安定運用
    本サービスを利用することで、障害影響を最小化し、利用者責任領域からクラウド事業者責任領域までシステム全体での高い継続性を実現することが可能です。
  • 高い運用スキルを維持
    本サービスはAWSとの連携により、日々進化するクラウドサービスに対応した高いレベルの安心・安全な運用を実現します。
  • 監視、異常検知から対処まで一連の支援機能を提供
    本サービスは、クラウド運用において、監視、異常検知、情報収集、障害特定、復旧対処に至る一連のプロセスに対して支援機能を提供することで、運用者のスキル補完を実現します。

今後について

NTTデータは今後、「Digital Community Platform」を通して、公共機関におけるクラウドサービスの利用を促進し、公共機関の職員の働き方変革や生産性向上に寄与していきます。

Digital Community Platform Webサイト

注釈

  • 「Digital Community Platform」は日本国内における株式会社NTTデータの商標です。
  • アマゾンウェブサービス、AWSは、米国およびその他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
  • その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
社会基盤ソリューション事業本部
デジタルコミュニティ事業部
第二営業担当
船木、上河内
TEL:050-5546-2451
E-mail:gov_cloud_support@am.nttdata.co.jp

エンドースメント

アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社 執行役員 パブリックセクター統括本部長 宇佐見 潮
アマゾン ウェブ サービス(以下、AWS)は、NTTデータさまのDigital Community Platform「クラウド監視による運用支援」機能追加を歓迎します。 
また、AWSはビジネスパートナーとして、NTTデータさまのクラウド推進を継続して支援いたします。公共機関のクラウド化が加速する中で、今回発表されたサービスがお客さまのより高度なクラウド利用に貢献されるものと確信しています。