アジャイル開発関連研修の新規提供開始 ~コロナ禍の今だからこそ避けられないお客さまのデジタルトランスフォーメーションの取り組み支援を強化~

サービスインフォメーション

2020年11月13日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:本間 洋、以下:NTTデータ)とNTTデータ先端技術株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:木谷 強、以下:NTTデータ先端技術)は、2020年11月よりこれまで提供している各種アジャイル研修のメニューに、(1)管理職マインド変革研修、(2)SAFe公式研修を新設し提供開始しました。
NTTデータとNTTデータ先端技術は各種アジャイル研修を2023年までに2,000名へ提供することを目指します。

背景

近年、市場動向や顧客ニーズの変化が激しさを増す中で、NTTデータでは、ユーザーに届けたい価値の探索やその価値を徐々に高めていくためのアジャイル開発の方法論について、技術とプロセスの両面で現場レベルに研修を提供してきました。しかし、新型コロナウイルスの影響により、経営や事業のありかた、人々の生活や働き方を変革する必要性が一層に増しました。それにより、現場層の変革に加えて、事業や組織の変革をリードする管理職が備えるべきマインド変革がこれまで以上に求められており、こうしたニーズに応えるべく管理職マインド変革研修を新設しました。
さらに、アジャイル開発においてチーム単位のScrum開発を組織レベルへ拡張でき、経営や事業の視点でもビジネスアジリティー(機敏性、変化対応力)を発揮できる唯一の手法であるSAFeについてScaled Agile, Inc.社(本社:米国コロラド州、CEO:Chris James、以下:SAI社)の公式研修の提供ならびにNTTデータオリジナルのSAFe体験研修も新設しました。これによってお客さまのデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みステージに合わせた研修を提供することが可能となりました。
また、複数人数での集合イベントに制約がある現在の状況に鑑み、既存で提供していた研修と今回新設する2つの研修はすべてオンライン受講可能としました。オフラインの単なる代替手段としてのオンラインでなく、場所や時間の制約を受けにくい等のオンラインの良さを生かした研修を提供し、コロナ禍だからこそお客さまの事業変革に関わる創発活動を止めることのないようサポートします。

図1:既存の各種アジャイル研修のメニューと新設研修の位置づけ

図1:既存の各種アジャイル研修のメニューと新設研修の位置づけ

概要(特長)

  • ロール、役割別にSAFe公式、NTTデータオリジナル研修を提供します。
  • 公式研修はSAI社から認定を受けた認定コンサルタントが講師登壇します。

図2:管理職マインド変革研修とSAFe関連研修の位置づけ

図2:管理職マインド変革研修とSAFe関連研修の位置づけ

図3:人財タイプに応じた研修を用意

図3:人財タイプに応じた研修を用意

(1)管理職マインド変革研修

DXにおける市場動向を理解し、自社・自組織のDXを成し遂げるために必要な行動・マインドの習得が可能です。

研修受講により目指す目標
  • デジタル化動向を理解し、デジタル化の進展に伴う環境の変化を捉えることができる。
  • デジタル活用による新規サービス創出案件の概要を理解することができる。
  • デジタル化に向けた自組織の変革を考えることができる。(目指すべき姿の定義)
  • デジタル化の動向を踏まえ、顧客/ビジネス部門との関係性を再定義する。
  • デジタル活用の余地を探る。
  • デジタル化に向けた自組織の変革ポイントを考える。
受講対象者想定
  • DXの一歩を踏み出したいが何から始めれば良いか、きっかけを模索している企業・組織

図4:管理職研修受講対象者イメージ

図4:管理職研修受講対象者イメージ

(2)SAFe公式研修

不透明な時代に対応するための柔軟な組織運営の解決策であるSAFeを理解するとともにSAI社が発行する公式認定証の受験資格を得ることができます。

研修受講により目指す目標
  • 短い周期の繰り返し(PI)による予算・計画・体制の柔軟な変更を可能とする方法論(SAFe)を知ることができる。
  • 大規模Agileに必要な仕組みとなる”チーム間の歩調と同期”とその重要性、また、歩調と同期に必要なイベントと役割を知ることができる。
  • 複数Agileチームの統制に必要なイベントや仕組みを知ることができる。
  • 複数Agileチームでの開発計画立案方法(PIプランニング)を体験して、SAFeの効果を知ることができる。
受講対象者想定
  • DXの一歩を踏み出したいが何から始めれば良いか、きっかけを模索している企業・組織

図5:SAFe公式研修受講対象者イメージ

図5:SAFe公式研修受講対象者イメージ

公式研修のSAI公式ページ(社外リンク)
https://www.scaledagile.com/certifications/which-course-is-right-for-me/

今後について

NTTデータは、新設する2つの研修でお客さまの取り組みステージに合わせたDXを支援します。
また、研修提供元としてNTTデータ先端技術が加わることで、NTTデータとNTTデータ先端技術は本サービスの提供を積極的に推進し、2023年までに2,000名へのサービス提供を目指します。NTTデータおよびNTTデータ先端技術は、アジャイル開発にかかる人材育成、プロセス整備、環境構築、開発支援などをトータルに提供することで、国内ユーザー企業におけるアジャイル開発の採用を促進していきます。

注釈

  • 2020年11月13日時点では(1)管理職マインド変革研修、(2)SAFe公式研修はNTTデータからのみの提供です。
  • SAFe:Scaled Agile Inc.によって提供されるSAFeは、リーン、アジャイル、DevOpsのための実証済みの統合された原則、プラクティス、コンピテンシーを含む知識ベースです。SAFeを実践している企業は、企業文化にアジリティーを組み込む方法を学ぶことで、顧客価値を迅速に特定して提供し、新たな機会を活用し、ビジネスの成果を向上させることができます。
  • NTTデータのアジャイル開発に関連したサービスの詳細はこちらからご確認ください。
  • 本文中の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ

株式会社NTTデータ
システム技術本部
デジタル技術部
Agileプロフェッショナル担当
稲葉、安達、谷口、太田
TEL:050-5546-8809
E-mail:apcj@kits.nttdata.co.jp

NTTデータ先端技術株式会社
ソフトウエアソリューション事業本部
APテクノロジー事業部
営業担当
E-mail:sws-sales@intellilink.co.jp

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