ビッグデータ活用基盤リファレンスアーキテクチャの公開 ~基盤グランドデザインの出発点として利用可能~

サービスインフォメーション

2021年1月29日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)は、ビッグデータを活用した業務改革等のプロジェクトにおけるシステム基盤開発の上流工程において、エンジニアが参照可能な「ビッグデータ活用基盤リファレンスアーキテクチャ」のホワイトペーパーを公開しました。
本ホワイトペーパーは、エンジニアが検討段階からつまずきやすいビッグデータ活用基盤のグランドデザインについて、分かりやすく解説しています。NTTデータは本ホワイトペーパーを公開することでデータ活用プロジェクトの推進を支援します。

背景

昨今、データ活用プロジェクトにおいて取り扱うデータ量、種類の増加などのプロジェクトを取り巻く状況変化に加え、データの可視化/BI、AIや機械学習の活用、IoTの実現などデータの使い方も急速に変化しています。今後もますますこうした変化が起こり、取り扱うデータ自身とその活用先それぞれを意識したデータ活用基盤の構築が求められ、実現手段もオンプレミスに加えてクラウド、マネージドサービスの利用も進んでいます。
こうした状況に置いてデータ活用の実現に必要なデータ活用基盤では、便利な技術が増えている一方、「どこから考え始めたらよいのかわからない」、「どのように検討すればよいかわからない」というケースが増えています。
NTTデータはこれまで手掛けてきた多くのデータ活用プロジェクトから、共通するアーキテクチャの要素、検討観点を抽出・体系化し、「ビッグデータ活用基盤リファレンスアーキテクチャ」を作成しました。

概要(特長)

「ビッグデータ活用基盤リファレンスアーキテクチャ」のホワイトペーパーには、データ活用基盤における主要な技術要素が描かれたアーキテクチャ図と基盤グランドデザインで検討すべき重要項目を整理した観点が掲載されています。特長は以下の通りです。

  • アーキテクチャ図を見ながら、要件に応じて必要な構成要素を取捨選択することでプロジェクトにおいて必要とされるアーキテクチャの全体像を描くことが可能
  • 基盤のグランドデザインで検討すべき重要項目を参照しながら議論することで、多くのプロジェクトで共通的に課題となる重要事項を踏まえ、着実にアーキテクチャを決めていくことが可能
  • プロジェクト固有の内容を加筆しながら、検討すべき項目を育てていくことが可能
  • 特定の製品、オープンソースソフトウエアに依存しない内容であり、多くのデータ活用プロジェクトで参考にすることが可能
  • データ収集からデータ活用まで記載しており、データ活用基盤の全体を俯瞰した議論が可能

データ活用基盤のグランドデザインで課題が生じた場合、本ホワイトペーパーを参照し、「ビッグデータ活用基盤リファレンスアーキテクチャ」として体系化されたノウハウを活用ください。
また、本ホワイトペーパーに記載された内容よりも踏み込んだ検討が必要な場合や、プロジェクト固有・製品固有の課題が生じている場合は、ご相談ください。

アーキテクチャー図

観点一覧

図:ビッグデータ活用基盤リファレンスアーキテクチャ

今後について

NTTデータは、これからもビッグデータ活用基盤のノウハウ体系化やアーキテクチャの刷新について継続的に発信していきます。また主要な構成要素であるストリームデータ処理基盤やデータレイクを高度化し、基盤全体のアーキテクチャをパラダイムシフトさせるための要素技術の検証や、オープンソースソフトウエアに関する取り組みも行っており、それらの成果についても発信していきます。

参考

ホワイトペーパー「ビッグデータ活用基盤のノウハウ体系化とリファレンスアーキテクチャ」は下記URLからダウンロード可能です。
https://oss.nttdata.com/bigdata-reference/

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南、田中(信)、志田、土橋
E-mail:hadoop@kits.nttdata.co.jp

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