NTTデータの電子契約サービスにNTTコミュニケーションズのグローバル・ディザスタ・リカバリを適用する共同実験を開始
ニュースリリース/NTTデータ
2005年6月20日
株式会社NTTデータ
NTTコミュニケーションズ株式会社
株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ、東京都江東区豊洲、代表取締役社長:浜口 友一)およびNTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com、東京都千代田区内幸町、代表取締役社長:鈴木 正誠)は、NTTデータの「電子契約サービス」*1とNTT Comの「グローバル災害対策ソリューション」*2の連携システム構築を推進するための共同実験を開始しました。
NTTデータが2002年3月からサービスを開始している電子契約サービス「CECTRUST®(シーイーシートラスト)」のバックアップデータを、NTT Comが提供するグローバル災害対策ソリューション「GDR:Global Disaster Recovery(グローバル・ディザスタ・リカバリ)」を利用して分散保存することにより、大規模な災害によるリスクを軽減します。さらにその保管方式としてNTT Comが開発した「秘密情報分散管理」を採用し、情報漏洩リスクにも対応します。両社は本日から共同実験を行い、商用化に向けた有効性の確認を行います。
【システム連携の狙い】
テープ装置などにデータをバックアップし遠隔地に保管することで、災害リスクは低下します。しかし一方で、物理媒体の輸送経路やデータの保管場所での情報漏洩のリスクは高くなります。今回のNTT Comのシステムは、オンラインでの複数拠点バックアップに加え、秘密情報分散管理により情報漏洩の対策にもなっている点がサービスの品質向上に貢献し、セキュリティに関して要求レベルの高いサービスやユーザ層の開拓が期待できます。
今回、NTTデータの電子契約サービスにこのシステムを連携し、バックアップデータの保管に適用する事により、情報漏洩のリスクを回避した上で重要なデータを災害から守る事ができ、保管するデータの安全性を飛躍的に高めます。
【共同実験について】
長期に渡って安全保管の必要性が高いASP型電子契約サービス「CECTRUST(シーイーシートラスト)」のバックアップデータをNTT Comの「グローバル災害対策ソリューション」(GDR:Global Disaster Recovery)で秘密分散して保管する共同実験を行います。実験では、データ転送速度・リカバリ性能(速度、完全性)・利用条件(ファイルサイズ制限)などを検証し、実用化に向けた検討課題の洗出しを行います。(別紙1「システム構成イメージ」参照)
【共同実験のスケジュール】
【今後について】
共同実験の結果をもとに実用化の検討を進めます。CECTRUSTの商用サービスへの適用については年内を目指します。
*1:【NTTデータの電子契約サービスCECTRUSTの概要】
"電子契約"とは、コンピュータ・ネットワーク上で、個人や企業が商品またはサービスの売買契約を取り交わすことです。現在、e-Japan戦略にもとづく規制緩和により、電子文書の保存や流通の広がりが電子契約化を急激に促進しています。すでに、電子商取引、建設CALS/EC(公共事業支援統合情報システム)など、ビジネス文書の電子化は浸透し始めており、全ての企業において避けられない課題となっています。
特に電子契約においては、2001年4月の「IT書面一括法」および2005年4月の「(通称)e文書法」により、一部紙面による契約の制限が緩和され、電子契約が可能となりました。紙面による契約に必要となる印紙添付が不要となったことから、印紙税削減効果が注目されており、業務効率化の観点などその恩恵に対しても、大きな期待と関心が集められています。
技術的には利用者の契約書等長期に渡って安全に保管する技術、システム及び運用が必須となっています。(詳細は別紙2参照)
*2:【NTT Comの「グローバル災害対策ソリューション」(GDR:Global Disaster Recovery)の概要】
企業の顧客情報・財務情報などの重要なデータのデータ・バックアップやデータ・レプリケーション、またITシステムのクラスタリングをオンラインによりグローバル規模で行う高セキュアなソリューションです。ストレージ、バックアップソフトウェア、コロケーション設備、通信網、管理運営など災害対策に必要なすべてのソリューションを一元的に提供します。現在、バックアップサイトを国内では東京と大阪、また海外(米国)ではバージニア、サンノゼで提供しています。(詳細は別紙3参照)
別紙1【共同実験におけるシステム構成イメージ】
別紙2【電子契約サービスCECTRUSTRの特徴】
別紙3【NTT Comの「グローバル災害対策ソリューション」(GDR:Global Disaster Recovery)の特徴】
NTTデータが2002年3月からサービスを開始している電子契約サービス「CECTRUST®(シーイーシートラスト)」のバックアップデータを、NTT Comが提供するグローバル災害対策ソリューション「GDR:Global Disaster Recovery(グローバル・ディザスタ・リカバリ)」を利用して分散保存することにより、大規模な災害によるリスクを軽減します。さらにその保管方式としてNTT Comが開発した「秘密情報分散管理」を採用し、情報漏洩リスクにも対応します。両社は本日から共同実験を行い、商用化に向けた有効性の確認を行います。
【システム連携の狙い】
テープ装置などにデータをバックアップし遠隔地に保管することで、災害リスクは低下します。しかし一方で、物理媒体の輸送経路やデータの保管場所での情報漏洩のリスクは高くなります。今回のNTT Comのシステムは、オンラインでの複数拠点バックアップに加え、秘密情報分散管理により情報漏洩の対策にもなっている点がサービスの品質向上に貢献し、セキュリティに関して要求レベルの高いサービスやユーザ層の開拓が期待できます。
今回、NTTデータの電子契約サービスにこのシステムを連携し、バックアップデータの保管に適用する事により、情報漏洩のリスクを回避した上で重要なデータを災害から守る事ができ、保管するデータの安全性を飛躍的に高めます。
【共同実験について】
長期に渡って安全保管の必要性が高いASP型電子契約サービス「CECTRUST(シーイーシートラスト)」のバックアップデータをNTT Comの「グローバル災害対策ソリューション」(GDR:Global Disaster Recovery)で秘密分散して保管する共同実験を行います。実験では、データ転送速度・リカバリ性能(速度、完全性)・利用条件(ファイルサイズ制限)などを検証し、実用化に向けた検討課題の洗出しを行います。(別紙1「システム構成イメージ」参照)
【共同実験のスケジュール】
2005年6月〜9月 | 共同実験 (データ転送速度、データ復旧時間、データ完全性、などの検証) |
2005年下期 | 商用サービスへの適用の具体的検討 |
【今後について】
共同実験の結果をもとに実用化の検討を進めます。CECTRUSTの商用サービスへの適用については年内を目指します。
*1:【NTTデータの電子契約サービスCECTRUSTの概要】
"電子契約"とは、コンピュータ・ネットワーク上で、個人や企業が商品またはサービスの売買契約を取り交わすことです。現在、e-Japan戦略にもとづく規制緩和により、電子文書の保存や流通の広がりが電子契約化を急激に促進しています。すでに、電子商取引、建設CALS/EC(公共事業支援統合情報システム)など、ビジネス文書の電子化は浸透し始めており、全ての企業において避けられない課題となっています。
特に電子契約においては、2001年4月の「IT書面一括法」および2005年4月の「(通称)e文書法」により、一部紙面による契約の制限が緩和され、電子契約が可能となりました。紙面による契約に必要となる印紙添付が不要となったことから、印紙税削減効果が注目されており、業務効率化の観点などその恩恵に対しても、大きな期待と関心が集められています。
技術的には利用者の契約書等長期に渡って安全に保管する技術、システム及び運用が必須となっています。(詳細は別紙2参照)
*2:【NTT Comの「グローバル災害対策ソリューション」(GDR:Global Disaster Recovery)の概要】
企業の顧客情報・財務情報などの重要なデータのデータ・バックアップやデータ・レプリケーション、またITシステムのクラスタリングをオンラインによりグローバル規模で行う高セキュアなソリューションです。ストレージ、バックアップソフトウェア、コロケーション設備、通信網、管理運営など災害対策に必要なすべてのソリューションを一元的に提供します。現在、バックアップサイトを国内では東京と大阪、また海外(米国)ではバージニア、サンノゼで提供しています。(詳細は別紙3参照)
別紙1【共同実験におけるシステム構成イメージ】
別紙2【電子契約サービスCECTRUSTRの特徴】
別紙3【NTT Comの「グローバル災害対策ソリューション」(GDR:Global Disaster Recovery)の特徴】