「データとAIの民主化」推進に向けデータブリックス・ジャパンとパートナーシップ契約締結

サービスインフォメーション

2021年5月13日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:本間 洋、以下:NTTデータ)は、「データとAIの民主化」による国内企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)のさらなる推進に向けて、米Databricks 社の日本法人であるデータブリックス・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、社長:竹内 賢佑、以下:データブリックス)と5月13日にパートナーシップ契約を締結しました。
本契約により、NTTデータが推進する「デジタルサクセス®プログラム」を強化し、「iQuattro®」注1や「Trusted Data Foundation™」注2等のソリューションに、データブリックスが提供するデータエンジニアリング、機械学習、アナリティクスが可能な「レイクハウス・アーキテクチャー」注3の構築が可能となります。

背景

デジタル時代のビジネスにおいて、企業はデータを活用して市場競争力を高めることが求められています。一方で、それを実現するためには、企業活動により日々生じる膨大なデータを蓄積するとともに、構造/非構造など多種多様なデータが並列する状態を管理、統制することが必要になります。加えて、その活用に向けた各プロセスでは異なるデータエンジニアリングの知見が求められ、データドリブンなデジタル変革を実現する上で高いハードルとなっていました。
このような状況から、NTTデータとデータブリックスは「データとAIの民主化」による国内企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)のさらなる推進に向けて、2021年5月13日にパートナーシップ契約を締結しました。

概要(特長)

データブリックスは、世界5,000社以上の企業に最先端のレイクハウス・プラットフォームを提供し、デジタル変革の課題を解決してきました。データブリックスのレイクハウス・プラットフォームは、ベタバイト級のデータや大量の機械学習モデルのリアルタイム処理、データ管理や機械学習ライフサイクルのシンプル化などを実現し、企業のイノベーションを加速させることを可能にしています。また本契約により、データブリックスのソリューションに加え、NTTデータが「ビジネス」「IT」「データ・アナリティクス」「人材・組織」の4つの要素からトータルにサポートを行うことで、NTTデータが推進する「デジタルサクセスプログラム」を強化し、企業のデジタル変革・DXの成功を支援します。

ペタバイト級のデータや大量の機械学習モデルをリアルタイムで処理が可能
  • 並列分散処理による高パフォーマンスなETL(Extract Transform Load:抽出/変換/格納)と機械学習の実行
  • Time to Value/Market(価値の実現/市場への展開のリードタイム)の高速化
データ管理のシンプル化
  • 非構造化/半構造化データに対し、構造化データライクに、信頼性向上や意味(タグ)付けが可能
  • ストリーミングデータを、リアルタイムでバッチデータと統合して処理が可能
機械学習ライフサイクルのシンプル化
  • 機械学習の実験から本番活用までのライフサイクルを一元的に管理可能
  • 単一の機械学習モデルのレポジトリー機能により、全モデルのホワイトボックス化が実現しデータサイエンティスト間のモデルの共有/再利用が実現
データチーム内の共同作業の効率化
  • コメントやチャット機能などのモダンなコミュニケーション機能や、各データやモデルのバージョン履歴管理などをブラウザーベースのNotebook上で提供
SQLアナリティクス
  • BIツールから直接データレイクにアクセスし、ダッシュボードを作成することも可能
マルチクラウド対応で簡単にデータ分析環境を構築することが可能
  • Microsoft Azure, Amazon Web Service, Google Cloud Platform をサポート
  • データ分析基盤を数クリックで構築可能

表:データブリックスの特長

今後の展開について

NTTデータは、データブリックスとのパートナーシップ契約締結により、情報活用戦略の立案から、AI技術の活用も含めたアナリティクス、分析基盤構築・運用、分析業務のアウトソースまでの、ワンストップの支援を加速していきます。

エンドースメント

「当社はビッグデータやAIを活用し、国内企業のビジネスの成功に貢献するべく「データとAIの民主化」を今日まで推進してきました。このたび、日本のDXを力強くリードしてきた実績を持ち、国内企業の抱える課題や潜在能力に関し深い洞察を持つNTTデータ様のソリューションに当社の「レイクハウス・プラットフォーム」を追加いただいたことで、さらなる民主化が促進され、Society5.0の実現に一歩近づいたことを大変うれしく思います。NTTデータ様とともにあらゆる企業活動にデジタル変革・DXを成功に導いてまいります。」

データブリックス・ジャパン株式会社
社長 竹内 賢佑

注釈

  • 注1「iQuattro」は、部門間、拠点間、企業間などに散在するデータと先進デジタル技術を組み合わせて、新たな情報活用価値を創出するためのクラウド型のプラットフォームサービスです。
    サービスWebサイト:https://enterprise-aiiot.nttdata.com/iquattro/
  • 注2「Trusted Data Foundation」は、企業がデータ資産を集約し、分析活用するための環境を、AWS、Microsoft Azure等のプラットフォーム上にオールインワンで提供するソリューションです。
    サービスWebサイト:https://enterprise-aiiot.nttdata.com/tdf/
  • 注3「レイクハウス・アーキテクチャー」とは、データレイクとデータウェアハウスの優れた要素を取り入れた新しいオープンアーキテクチャーです。オープンで標準化された新たなシステムデザインによって構築されており、データウェアハウスと類似のデータ構造とデータ管理機能を、データレイクに使用される低コストのストレージに直接実装することができます。
  • 「iQuattro」「デジタルサクセス」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
  • 「Trusted Data Foundation」は日本国内における株式会社NTTデータの商標です。
  • その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
ビジネスソリューション事業本部
AI&IoT事業部
後藤、唐鎌
E-mail:aiiotmarketing@kits.nttdata.co.jp

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