データ活用領域のトレンド「Modern Data Stack」に関するホワイトペーパーを公開
トピックス
2023年10月19日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)は、株式会社NTTデータグループ(以下、NTTデータグループ)と共同でデータ活用領域におけるホワイトペーパーを執筆し、本日公開しました。データ活用プラットフォーム構築後、データ活用の推進組織と業務部門の文化の違いよる活用方針の合意形成の難しさや、ビジネス環境とともに変化するシステム要件を柔軟に取り込めないアーキテクチャーなど、データ活用における、ビジネス的・技術的な課題をまとめ、”Modern Data Stack注1”や”データメッシュ注2”などのトレンドを整理し、それらに関連するNTTデータの取り組みを紹介します。
NTTデータは、これまでさまざまな業界向けに、データ活用プラットフォームの構想立案・構築、データマネジメント戦略の策定・推進、情報活用組織の立ち上げ・運営サポートなどを行ってきました。2019年3月からは、データ資産を分析活用するための環境を、オールインワンで提供するソリューション「Trusted Data Foundation®注3」を活用し、お客さまのデータ活用を支援してきました。
今後もデータ活用領域における継続的なトレンド調査により、技術ナレッジを蓄積し、さらにデリバリー体制の強化とあわせ、データドリブン経営の実現を目指します。
背景
20年来、NTTデータは日本のデータ分析・活用の最先端で業界をけん引しており、大小さまざまなデータ活用プラットフォームを構築してきました。データ活用の領域では、データ活用プラットフォームを構築したものの、データ活用の推進組織と業務部門の文化の違いよるデータ活用方針の合意形成の難しさや、ビジネス環境とともに変化するシステム要件を柔軟に取り込めないアーキテクチャーなど、ビジネス面、技術面の課題が多く、データ活用が進まないケースが多く見られます。このような状況は、DX・デジタル化の発展と、クラウド技術をベースとした新しいサービスの出現によって大きく変わりつつあります。
データ資産からインサイトを獲得し、行動に移すというデータドリブンな活動を支えるプラットフォームには、小さく始め、成功体験を重ねるために、柔軟性とアジリティーが従来に比べて大きく求められるようになりました。データ活用を進める現場のこうした要望とクラウド技術は、非常に高い親和性があり、クラウドサービスを最大限利用した新しいサービスや、技術トレンドが生まれています。皆さまのデータ活用のおかれている状況について、改めて考えていただく機会となれば幸いです。
ホワイトペーパーの概要
ホワイトペーパーの構成
データ活用の現場で生じている課題を述べ、データ活用プラットフォームを構成する製品群であるData Stackのトレンド”Modern Data Stack”や、データの分散管理におけるトレンド”データメッシュ”、ビジネス価値を創出・向上させるアプローチ”Value Engineering注4”といった考え方を整理し、関連するNTTデータの取り組みを紹介しています。特にCHAPTER.5では、CHAPTER.3-4で紹介する課題に直面したお客さまが、従来環境から新たなテクノロジー導入によりアーキテクチャーを刷新した、データ活用プラットフォームのモダナイズ化の実績例(図)についても言及しています。
表:ホワイトペーパーの目次
CHAPTER.1 | NTTデータとデータ活用プラットフォーム |
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CHAPTER.2 | 技術の進歩で何が起きたか? |
CHAPTER.3 | データ活用の現場で起きている課題 |
CHAPTER.4 | レガシーなデータ活用プラットフォームを進化させる“Modern Data Stack”というトレンド |
CHAPTER.5 | NTTデータが考えるモダンなデータ活用プラットフォームの特徴と当社の取り組み |
CHAPTER.6 | <組織・企業文化に関するトレンド>データの分散管理 |
CHAPTER.7 | NTTデータが提供する「価値向上の手法:Value Engineering」 |
ホワイトペーパーのダウンロード先
今後について
NTTデータは、データ活用領域に関する知見と経験から、オールインワンソリューションである「Trusted Data Foundation®」の提供をし、お客さまのデータ活用を推進してきました。NTTデータとNTT データグループは、今後もグローバルな経営基盤を生かしたデータ活用トレンド調査を行い、技術ナレッジ蓄積とデリバリー体制を強化することで、お客さまのデータ活用環境のモダナイズ化を進めるとともに、データドリブン経営の実現を目指します。
注釈
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注1
「Trusted Data Foundation」は、企業がデータ資産を集約し、分析活用するための環境を、AWS、Microsoft Azure等のプラットフォーム上にオールインワンで提供するソリューションです。
サービスWebサイト:https://enterprise-aiiot.nttdata.com/service/tdf - 注2 「Modern Data Stack」は、データ活用プラットフォームを構成する独立した製品群を示す「Data Stack」が抱える課題を解決するために、世界中のプロダクトベンダーが、次々にソリューションを改善し、新しいソリューション、新しい考え方を生み出している進化のトレンドの総称です。
- 注3 「データメッシュ」は、データ活用のボトルネックになりがちである中央のプラットフォームと中央のデータ管理組織の課題に対処するための組織論を含めた分散型を特徴とするアーキテクチャーのコンセプトです。
- 注4 「Value Engineering」は、データ活用・データマネジメントに関する各種取り組みがもたらす「ビジネス価値との関係性を明確化」し、成果創出に必要な取り組みを導出・実行・モニタリング・改善を図ることで、「取り組みがもたらすビジネス価値の向上」を図る手法です。
- 「Trusted Data Foundation」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
- その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
デザイン&テクノロジーコンサルティング事業本部
デジタルテクノロジー&データマネジメントユニット
村山、樋口、亘
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