「ナインアワーズ品川駅スリープラボ Powered by NTT DATA」を2024年8月9日に開業
~5月24日より予約開始、睡眠データ活用の健康増進パーソナライズ・サービス提供へ~
トピックス
2024年5月24日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)は、2024年8月9日(金)、アレア品川ビル(JR品川駅港南口直結)にてカプセルホテル「ナインアワーズ品川駅スリープラボ Powered by NTT DATA(以下、ナインアワーズ品川駅スリープラボ)」を開業します。本日、2024年5月24日より宿泊予約受付を開始しました。本ホテルは、カプセルホテル事業を手掛ける株式会社ナインアワーズ(以下、ナインアワーズ)に運営を委託し、ホテル利用者(データ提供同意者)の宿泊中の睡眠データを収集、解析できる施設です。全70床のすべてのカプセルユニット内に実装しているセンサーから睡眠中のデータを収集・解析を行うことで、利用者は後日発行される、心拍数やいびき、無呼吸になった回数・時間などが記載された睡眠レポートにより、自身の睡眠状態を知ることができます。
NTTデータは、本取り組みの中で取得したさまざまなウェルネスデータを分析することで、ひとりひとりに合ったライフスタイルや食の提案を行うパーソナライズ・サービスの提供を目指し、2030年までにヘルスケア関連事業全体で300億円の売り上げを目指します。
背景
近年、健康増進の観点から「睡眠」への注目が集まっています。睡眠は無呼吸症候群だけでなく、高血圧や糖尿病、動脈硬化といった生活習慣病など、さまざまな疾病と密接な関係にあります注1。一方で、既存の健康診断で睡眠は検査の対象外であることから、生活者自身が睡眠状態を把握することは容易ではなく、意識変化や行動変容が起こりづらい課題がありました。
NTTデータでは、情報技術の活用により、生活者が心身ともに健康でより良い生活を送ることができる「Food&Wellness®プラットフォーム構想注2」を掲げており、健康診断データ、ゲノムデータに次ぐ重要なデータとして睡眠解析データに着目してきました。昨年、共同でPoCを実施したナインアワーズと、睡眠データ活用による“生活者のWell-being注3向上”を目指した事業を推進しています。
取り組み概要
NTTデータは、2024年8月9日(金)、アレア品川ビル(JR品川駅港南口直結)にてカプセルホテル「ナインアワーズ品川駅スリープラボ」を開業します。また、本日5月24日よりホームページ上で予約受付を開始します。
全70床のすべてのカプセルユニット内に睡眠解析センサーを実装しています。具体的には、赤外線カメラ・集音マイク・体動センサーで睡眠中のデータを収集・解析を行うことで、利用者は後日、心拍数やいびき、無呼吸になった回数・時間などが記載された睡眠レポートを受け取ることができます。睡眠時に器具を装着する必要はなく、カプセルで就寝するだけで気軽に自身の睡眠状態を知ることができます。試験的に導入する体内リズムの可視化をするセンサーでは睡眠時の深部体温の変動から体内リズムを測定することで、生活リズムとのずれを把握することを目指しており、将来的には体内リズムを適切に保つアプリケーションサービスの提供を検討します。
ナインアワーズ品川駅スリープラボ Powered by NTT DATA施設概要
- 開業日
- 2024年8月9日(金)14:00
- 所在地
- 東京都港区港南1丁目9番36号
アレア品川1F[JR品川駅港南口直結]
- 営業時間
- 24時間
- 休業日
- 年中無休
- 延床面積
- 328.2m2[約99坪]
- 客室数
- 70室[男性専用施設]
- 所有/事業主
- 株式会社NTTデータ
- 運営
- 株式会社ナインアワーズ
今後について
NTTデータでは、今後もFood&Wellnessプラットフォーム構想に基づき、最新のセンシングテクノロジーを活用した施設を展開することで、生活者のWell-beingに貢献していきます。本取り組みの中で取得したさまざまなウェルネスデータを分析することで、ひとりひとりに合ったライフスタイルや食の提案を行うパーソナライズ・サービスの提供を目指し、2030年までにヘルスケア関連事業全体で300億円の売り上げを目指します。
本事業をはじめとして、生活者のWell-being向上を目的とした施設やサービスの展開を目指すとともに、多様なウェルネスデータを収集・統合した「Food&Wellnessプラットフォーム」によるデータ利活用事業を推進します。
NTTデータが描く食品業界の未来
NTTデータは、業界・技術のForesight起点で未来を構想し、共創パートナーとしてお客さまの成長とビジネス変革を実現していきます。食品業界においては、消費者の健康意識への高まりを背景に、パーソナライズ化/デジタル化が進む生活者接点領域を中心に、国内のみならず世界の動向を調査することで食の未来を予見・創造し、「食✕テクノロジー」で食品メーカーとともにデジタル化を推進していきます。
NTTデータが取り組む「Food&Wellness」について
Food&Wellnessでは、日常の生活導線の中でウェルネスチェックができる世界、すなわち生活者が能動的に行動しなくても、自分自身の健康状態を知ることができる世界を実現し、取得したパーソナルデータを用いて、食品・飲料・消費財メーカー・不動産・金融や医療機関と共創しながら、生活者のWell-being向上を目指します。 URL:https://www.nttdata.com/jp/ja/industries/food/foodwellness/
株式会社ナインアワーズについて
ナインアワーズは、2013年に設立された世界最大のカプセルホテル運営会社です。
国内24施設/4000床を運営管理し、年間100万人お客さまを迎えています。
2021年からは、宿泊されたお客さまの睡眠解析サービス「9h sleep fitscan」を開始し、10万件の睡眠データベースを保有しています。
(株式会社ナインアワーズのウェブサイト:https://ninehours.co.jp/)
注釈
- 注1 [e-ヘルスネット]睡眠と生活習慣病との深い関係:三嶋和夫 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-02-008.html
- 注2 NTTデータは今後拡大するWellness市場×パーソナライゼーションの進展を見据え、生活者の健康情報を活用した「Food&Wellness」の取り組みに注力しています。「Food&Wellnessプラットフォーム」サービスでは、NTTデータ社員約1200人(2022年7月時点)の健康データ、健康診断データ、ゲノムデータ、バイタルデータ等を活用したFood&Wellness「500人PoC環境サービス」を提供しており、新規事業や新規マーケティング施策の有効性を確認するPoCを速やかに実施できます(2021年11月より提供開始)。これまでにさまざまな食品メーカーのマーケティング、研究開発やスタートアップ企業の研究を支援しています。
- 注3 Well-beingとは、一般に健康的、精神的、社会的ともに幸福で満たされた状態を表します。
- 「Food&Wellness」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
- 文章中の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
第二インダストリ統括事業本部
食品・飲料・CPG事業部
第1ビジネス統括部
Food&Wellness担当
横堀、小西、佐治、浦川
E-mail:fwsales@kits.nttdata.co.jp