共同利用型県税クラウドサービス、青森県が導入を決定

背景

青森県では、1972年度以来、税務電算システムの開発を進め、現在まで稼働を続けてきました。しかし、近年の大規模な税制改正への対応に伴い、外部に改修委託するケースが増え、また、現行システムの出力帳票の主体が紙であることや滞納管理ツールと常時連動していないことなどの課題もあり、抜本的な改善を必要としていました。加えて、2023年に策定された「青森県基本計画『青森新時代』への架け橋（2024～2028）」においても、「安心して快適に過ごせる社会を実現するには、行政経営分野等でのDX推進等を図っていく必要がある」などとして、クラウドの活用を検討していました。

NTTデータが提供するpre'xcoは、高セキュリティーなSaaS（LGWAN-ASP）であり、税制改正等の制度改正にも対応するため、改正のたびに発生する事務処理の負担を軽減できること、また、アプリケーションにいたるまで他の都道府県と共同利用が可能なため、各県の業務分析から導き出された最適な税務事務フローが標準化されており事務を効率化できること、これらが青森県に評価され、導入が決定しました。

pre'xcoについて

pre'xcoは、自動車税などの県向け税務業務におけるトータルコスト削減、業務標準化などを実現する、ノンカスタマイズで導入可能なクラウドサービスです。デジタルガバメントの潮流を踏まえた、クラウドネイティブな本サービスを共同利用型で提供することで、導入、運用保守、および毎年の税制改正にかかるコストが低減されます。また、最新技術の適用や外部サービスとの連携により、段階的にサービスの拡張を行っていきます。さらに、本サービスの利用者同士のコミュニティ（情報共有や相互支援の場）を形成することで、日々の業務での課題などを共有・解決できるような仕組みも提供します。
https://www.nttdata.com/jp/ja/lineup/Prefectural_tax_cloud_service/

サービス利用団体

サービス利用を開始している団体は以下の通りです。

サービス導入決定団体

サービス導入を決定している団体および利用開始予定時期は以下の通りです。

今後について

NTTデータは今後、pre'xcoの利用団体数を増やし、県向け税務業務のデジタルトランスフォーメーションを推進することで、スマート行政の実現に貢献していきます。