日本eスポーツリーグのデジタルプラットフォームとして動画アーカイブサービスを提供開始

ニュースリリース/NTTデータ

2016年11月25日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、eスポーツ注1環境整備の一環として、eスポーツコミュニケーションズ合同会社(以下:eSC)主催、一般社団法人日本eスポーツ協会(以下:JeSPA)が共催する、2016年11月26日開幕の「日本eスポーツリーグ注2」におけるデジタルプラットフォームとして、動画アーカイブサービスを同リーグの開幕に合わせて提供を開始します。

本サービスは、日本eスポーツリーグに所属するチームや選手に向けたもので、リーグで行われる全試合の動画をアーカイブし、視聴可能な環境を提供します。全試合のゲーム画面の動画をアーカイブすることにより、観戦者向けの配信では提供されていない各選手の動きの確認等ができるため、選手育成やチーム強化に活用が可能となります。

今後、NTTデータは試合の映像とデータ(大会、チーム、選手、戦歴等)を掛け合わせることで、より綿密な分析を実施します。また、eスポーツ環境整備に向けたソリューションの提供やeスポーツ関連事業社と連携することにより、eスポーツ市場のさらなる発展に貢献していくことを目指します。

背景

近年、eスポーツは、グローバル規模で競技人口が拡大しており、世界のeスポーツ観戦者数は2015年に1億2000万人程度に達しています。注3競技人口の増加に伴い、海外においてはスポーツとしての地位を確立するとともに、関連ビジネスのマーケットも2019年には1200億円規模に達する注4と予想され、さらなる市場の拡大が見込まれています。

日本においても競技人口が急速に拡大しつつあり、今後、関連市場の規模はさらに拡大することが予想されています。しかし、日本では、eスポーツの選手育成やビジネスモデルの確立などに課題があり、eスポーツ市場の発展において、ITソリューションを活用した選手育成環境の整備やeスポーツ関連事業社との連携などが求められています。

これら課題に対して、NTTデータでは、長年培ってきたITインフラの構築ノウハウや独自の技術などを用いて、eスポーツ市場の普及・拡大に向けた取り組みを行うこととしました。この取り組みの一環として、JeSPAのビジネス推進エージェントであるeSCと協力し、2016年3月12日・13日に行われた「第1回日本eスポーツ選手権大会」において、Wi-Fiマルチキャスト技術の実証実験を行いました注5。今回、2016年11月26日に「日本eスポーツリーグ」が開幕することに伴い、リーグ所属のチームや選手に向けて、デジタルプラットフォームとして動画アーカイブサービスの提供を開始します。

デジタルプラットフォーム概要

NTTデータが提供するデジタルプラットフォームでは、チームの情報や戦歴などJeSPA公認のリーグ・大会に関するさまざまなデータを管理、蓄積および分析することにより、チーム強化・選手育成、eスポーツ関連市場との連携強化を目指します。

今回提供開始する動画アーカイブサービスでは、日本eスポーツリーグ所属チームおよび選手が、リーグで行われる全試合の動画を視聴可能な環境を提供します。

管理される映像を用いた競技分析手法については、今後eSCと共同で検討していきます。

【図】

図:NTTデータが提供するデジタルプラットフォームの全体像および提供機能

今後について

今後、NTTデータでは、今回取得した動画アーカイブに対して画像解析技術などを適用することにより、チームの選手・アナリスト・コーチへの提供を目的とした情報の抽出を行います。また、大会、チーム、選手、戦歴等のデータを掛け合わせることにより、選手の技術向上およびチーム力向上に寄与するデータの提供、管理データの拡充を目指します。

また、eスポーツ市場の発展に即したITソリューションを提供していくことで、eスポーツ関連事業社との連携を行いeスポーツ市場の発展に貢献していきます。

注釈

  • 文中の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

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広報部
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