DXプラットフォーム「iQuattro®」がマイクロソフトのクラウドサービスと連携 ~Microsoft Azure等を活用し、製造業の業務高度化やビジネス変革を迅速に実現~
2021年2月10日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)は、製造業を中心とした企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進のため、ビジネス変革を支えるビジネスコラボレーション&IoTプラットフォーム「iQuattro®(アイクアトロ)」注1とMicrosoft Azureなどのマイクロソフトのクラウドサービスの連携を、2021年2月10日より開始しました。
本連携は、Microsoft Azureなどの高信頼のクラウドプラットフォームやAI等の先進技術を、iQuattroに適用することでお客さまのDX推進におけるプラットフォーム構築をよりスピーディーに実現します。これにより、企業は構想の策定からデータ活用までのプロセスをいち早く進めることが可能となります。
本連携により、今後NTTデータは日本マイクロソフト株式会社とともに製造業を中心とするお客さまのDXの推進およびビジネス変革を進めていきます。
背景
昨今、製造業を中心とした企業はサプライチェーンやエンジニアリングチェーン注2におけるビジネス変革が求められています。そのためには大量の多種多様なセンサーデータ注3を安定的に収集し、速やかに分析・活用することや、企業間・プロセス間のデータ連携とともに、現場とERP・基幹データとの連携が必要不可欠となっています。
2017 年よりNTTデータが提供するiQuattroは、SCM・IoT情報のリアルタイム連携によるデータ収集から活用までを一貫して提供し、製造業を中心とした企業の業務高度化やビジネス変革を支援してきました。注4今回、マイクロソフトのクラウドサービスとiQuattroは連携し、製造業向けの提供サービスの強化・拡充を行っていきます。また、2020年6月には、NTTデータとマイクロソフト コーポレーションによる新たなデジタルソリューションの実現に向けた協業も開始しています。注5
概要
NTTデータは、本連携において、マイクロソフトのクラウドプラットフォームMicrosoft Azure等のDXを実現する先進技術を活用し、iQuattroプラットフォームを強化するとともに、新たなサービスメニューを2021年4月以降に提供する予定です。具体的な内容は以下の通りです。
1. iQuattroプラットフォームにMicrosoft Azureを活用
コンテナ化されたアプリケーションをより簡単に環境へ展開、および管理することが可能なAzure Kubernetes Service等を活用し、高信頼なクラウドネイティブサービスプラットフォームを提供します。
2. データ活用におけるBI/AI技術活用
データの可視化と分析・予測を行うMicrosoft Power BI, Azure Machine Learning, Azure Cognitive Service等を利用し、iQuattro内に蓄積したデータのユーザー活用を促進します。
3. スタートパック提供
Microsoft Azureを活用したPoCスタートパックを新たに提供することにより、iQuatrroの迅速な適用とビジネス活用を実現します。
図:マイクロソフトのクラウドサービスとiQuattroとの連携イメージ
・日本マイクロソフト株式会社 パートナー事業本部 パートナービジネス統括本部長 安藤 浩のコメント
日本マイクロソフトは、このたびの NTTデータさま:企業間・拠点間の情報活用基盤iQuattroデジタルソリューションプラットフォームの実現に向けた弊社のクラウドサービスとの連携開始を心より歓迎いたします。
デジタル技術の進歩により業種を問わないデジタルトランスフォーメーション(DX)が進み、あらゆる企業がビジネスの転機を迎えています。過去にない新たなビジネスモデルの登場や異業種からの新規参入などが起こり、企業さまはさまざまな変化への柔軟な対応がますます求められる形になっていきます。「データとデジタル技術を組合せた新たなビジネスモデル創出」を実現するクラウドプラットフォーム「iQuattro(アイクアトロ)」でのMicrosoft Azure活用はお客さまのDX推進実現におけるプラットフォーム構築からデータ活用をよりスピーディーに実現致します。
注釈
- 注1iQuattroについて:https://enterprise-aiiot.nttdata.com/service/iquattro
- 注2エンジニアリングチェーンとは、製造業における設計部門を中心とした業務の連鎖を指します。
- 注3センサーデータとは、さまざまな機器に取り付けたセンサーが感知した事象・現象が信号に変換されたデータです。例えば、速度・加速度・走行履歴・GPS・電圧・振動・温度・Wi-Fiログなどがあります。
- 注4企業間・拠点間における情報活用基盤「iQuattro®」を刷新
https://www.nttdata.com/jp/ja/news/services_info/2019/051400/ - 注5マイクロソフトとの戦略的協業は、2019年12月に日本電信電話株式会社とマイクロソフトが締結した戦略的提携に基づき実施したものです。 https://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2020/061001/
- 「iQuattro」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
- Microsoft、Azure、Power BIは、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における、登録商標または商標です。
- その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
ビジネスソリューション事業本部
AI&IoT事業部
唐鎌、松永
E-mail:iquattro_contact@am.nttdata.co.jp