「OpenCanvas クライアント証明書」を2022年3月から提供開始 ~6カ月間分相当のランニング費用を無料にするキャンペーンを実施中~
2021年7月19日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)は2022年3月に「OpenCanvas クライアント証明書」注1の提供を開始します。インターネットバンキング等注2のシステム上で、累計1000万台以上の端末に提供してきたクライアント証明書を、新たに全てのお客さまに提供します。
クライアント証明書に関する情報の管理は、高いセキュリティーと信頼性を備える「OpenCanvas®」注3上で行います。これにより企業とエンドユーザーのセキュリティーリスクを低減させます。Internet Explorer(以下、IE) / Microsoft Edge / Google Chromeに対応し、スマートフォンおよびタブレットにも近日対応予定です。
2022年6月予定のIEのサポート終了や他社サービスのサポート終了などを踏まえてクライアント証明書の刷新を検討中の企業などを対象に、円滑な導入・移行を支援します。移行期間の費用を削減できる『6カ月間分相当のランニング費用を無料にするキャンペーン(最大10万枚まで)』も実施中です。2022年8月までに利用を開始し、かつ1年間以上継続利用いただけるお客さまが対象です。
背景
テレワークをはじめとする業務のオンライン化が進み、企業への外部からのアクセスが増加しています。企業ではなりすましや改ざんによる詐欺被害、信頼度の低下といったセキュリティーリスクが高まり、セキュリティーを強化したいというニーズが高まっています。
このような状況を受け、NTTデータは「OpenCanvas クライアント証明書」の提供を決定しました。インターネットバンキング等のシステムにて、累計1000万台以上の端末の利用実績があるクライアント証明書を、外部のお客さまにもご利用いただけるようしたサービスです。
図:サービス概要
概要(特長)
「OpenCanvas クライアント証明書」の特長は以下の通りです。
項番 | 特長 | 概要 |
---|---|---|
1 | 証明書のカスタマイズに対応 | 公開鍵証明書の標準形式「X509v3」のクライアント証明書における発行/失効/更新といった基本業務の提供に加え、証明書の設定では有効期間や更新開始時期などお客さまのビジネスに合わせたカスタマイズが可能です。 |
2 | サポート終了予定の他社製品から円滑な移行が可能 | 各業務がサポート終了予定の他社製品と同等の運用でも実現可能です。円滑な移行に向け支援します。 |
3 | 多様な動作環境に対応可能 | 証明書管理および証明書の認証利用では、IE / Microsoft Edge / Google Chromeに対応します。スマートフォンおよびタブレットにも近日、対応予定です。 |
4 | 強固なセキュリティー、厳重なコンプライアンス基準をクリア | 証明書に関する情報は、FISC安全対策基準、ISO27017、SOC2(type1)対応済の「OpenCanvas」上で管理します。監査対応等にも利用できる各種ログ出力機能を備え、コンプライアンス強化にも寄与します。 |
5 | 国内データセンターのみで運営 | 本サービスで扱われるデータは全て国内データセンター(「OpenCanvas」)で保存します。 |
6 | APIおよび証明書発行サイトで証明書発行が可能 | 証明書発行機能をお客さま側のシステムに組み込む場合、接続するシステムの改修コストを可能な限り低減できるようにAPIでの接続I/Fを提供します。証明書発行機能を具備する証明書発行サイトも提供しており、OEM向けのカスタマイズも可能です。 |
表:「OpenCanvas クライアント証明書」の特長一覧
価格
提供形態によって異なりますので、下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
なお最低利用ライセンス数は100ライセンスです。
今後について
本サービスは2022年3月に提供開始予定です。
2022年8月までに利用を開始、かつ1年間以上の継続利用いただけるお客さまに限り、6カ月間分相当のランニング費用を無料にするキャンペーン(最大10万枚まで)を実施中です。
注釈
- 注1クライアント証明書とは、サービス/システムに利用者がアクセスする際に、アクセス元やメールの送信元等の個人端末を証明・認証することで、アクセス元を制限するサービスです。これにより、「二要素認証・端末特定(PC/モバイル)」による高セキュリティー化が実現できます。
- 注2NTTデータのサービス「ANSER BizSOL®」「BizHawkEye™」「VALUX®」「ZEDI」などで利用実績があります。
- 注3OpenCanvasは、35年以上にわたって弊社が全国ほぼ全ての金融機関にご提供している「ANSER」を活用したクラウドサービスです。
セキュアなクラウド環境による、安心・安全のサービス提供 IPS(Intrusion Prevention System/侵入防止システム)や、WAF(Webアプリケーションファイアウオール)を備え、サイバー攻撃にも対応した高セキュリティー性、高信頼性をもつクラウドサービスです。https://portal.opencanvas.ne.jp/
- 「OpenCanvas」「ANSER BizSOL」「VALUX」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
- 「BizHawkEye」は日本国内における株式会社NTTデータの商標です。
- その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
第四金融事業本部
e-ビジネス事業部
技術戦略推進室
横井、高橋、島村
E-mail:opencanvas@kits.nttdata.co.jp
参考:Open Service Architecture™(OSA)での位置づけ
本サービスは、NTTデータが提案するOpen Service Architecture(OSA)のサービスラインアップエリアの中でマイクロサービス群に関わる領域に位置付けられます。
OSAとは、ポストコロナに求められる新しい金融ITの姿を具体化した標準アーキテクチャーです。NTTデータが提供する基盤だけではなく、パブリッククラウドも活用した「Open Platform」と国内最大級のAPIエコシステムである「Open API」により、金融機関/行政/企業の「Open Innovation」を実現します。
NTTデータは「Open Service Architecture」を活用し、多くのステークホルダーとともに金融ITのオープンイノベーションを推進し、ポストコロナに求められる新しい社会の実現を目指します。
注釈
- 「Open Service Architecture」は日本国内における株式会社NTTデータの商標です。
- Open Service Architecture™(NTTデータウェブサイト)https://www.nttdata.com/jp/ja/lineup/open-service-architecture/