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2018.7.25技術トレンド/展望

スマートスピーカーを活用した外部API連携のご紹介

近年注目を集める、音声入力機能とAIアシスタントを組み合わせたスマートスピーカー。スマートスピーカーと外部API連携を活用したスマートホームの一例について紹介する。

スマートスピーカーとは?

スマートスピーカーとはAIスピーカーとも呼ばれ、音声入力のインタフェースとクラウド上のAIアシスタントが一体となったスピーカーを指します。

有名なスマートスピーカーとしてはGoogle Home、Amazon Echo、Apple HomePod、LINE Clova WAVE、Microsoft Invokeがあり、多くは日本国内の家電量販店で購入することが可能です。

音声入力による操作は慣れないうちは少し違和感があるかもしれませんが、手を使わずに少し離れた場所から操作ができるため、例えばキッチンで洗い物をしながら音楽の再生、布団で寝ながらテレビを消すなど、使い始めると生活が少し便利になります。

スマートスピーカーの主な機能

スマートスピーカーは音声入力によりインターネット経由でクラウド上のAIアシスタントを起動し、スマートフォン・家電・各社のWebサービス等と連携することができ、
例えばGoogle Homeの場合、Android・Chromecast・Google検索・Googleニュース・Google カレンダー・Gmail等と連携することが可能です。
これにより音声入力で、Androidオーディオの操作、Chromecast経由でのテレビの操作、Google検索で天気予報や近所の飲食店の検索等ができるようになることに加え、スマートスピーカーの核となるAIアシスタントはクラウド上に存在しているため、スマートスピーカー本体はアップデートしなくても最新の状態でAIや他のサービスと連携する機能を利用することが可能となります。
標準のスマートスピーカーでも十分な機能を提供していますが、AIアシスタントを外部APIと連携することで、スマートスピーカーの活用の幅を広げることができます。

スマートスピーカーの機能拡張と外部API連携

これまでGoogle HomeやAmazon Alexaなどのスマートスピーカーにおける外部API連携はIFTTT(イフト)※1と呼ばれるサービスを利用するのが主流でした。
IFTTTとはさまざまなサービスを連携可能にするWebサービスで、IF-This-Then-That形式(もし-ユーザがコレをしたら-その時-アレを自動実行する)という形式でユーザの行動をトリガーにサービスを呼び出すことができます。
IFTTTを使うと、プログラミングなどの複雑なことをしなくても、IF-This-Then-Thatのルールを定義するだけでスマートスピーカーの音声入力をトリガーにさまざまなサービスを実行することが可能となります。

ただIFTTTを利用してGoogle Homeと連携した場合、音声入力をするたびにウェイクワードとして「OK Google」を利用しなければなりません。
他にも音声入力をしてからAPIが呼び出されるまでに時間がかかるなど少し気になるポイントがあります。

こうした点を改善するためにGoogle Assistantの機能拡張として使うことができるActions on Google※2を利用したGoogle Assistantの外部API連携の仕組みを紹介します。

Actions on Google を利用した外部API連携

今回紹介する、Google Assistantの拡張パターンの構成は以下の通りです。

Actions on Google と Dialogflowを利用したGoogle Assistantの機能拡張

図1: Actions on Google と Dialogflowを利用したGoogle Assistantの機能拡張

  • Actions on Google:Google Assistantからサービスを呼び出すための仕組み。外部API連携などをサポート
  • Dialogflow :言語解析エンジンで音声入力時の自然言語処理を解析してくれるサービス
  • IRKit:赤外線の操作を行うリモートコントローラー。IRKit Internet HTTP APIと呼ばれる外部APIのインタフェースを持っており、HTTPリクエストでIRKitの操作が可能

Actions on GoogleはGoogleが提供する拡張機能のため、IFTTTと比べるとAPIの呼び出し時のレスポンスがスピーディーに。
さらに、Dialogflow※3 と呼ばれる言語解析のサービスと連携すれば、自由に音声入力コマンドをカスタマイズできるためGoogle Assistantのウェイクワードである「OK Google」を言わずにGoogle Assistantを起動するなど標準の機能にはない会話パターンを追加することができます。

さらに図の例ではAPI経由で赤外線通信を行うリモートコントローラーのIRKit※4と連携し、赤外線リモコンで操作できるエアコン、テレビ等をスマートスピーカーで操作する例を示しています。
IoTのOpen APIの技術が進歩している今日においては、外部API経由でサービスとモノを繋ぐ仕組みが続々と登場してきています。

外部API連携を上手く利用することが、スマートスピーカーの活用の幅を広げ、より便利なスマートホームの実現に役立ちます。

まとめ

本記事では以下のような内容を紹介しました。

  • スマートスピーカーの簡単な機能
  • IFTTTを利用した外部API連携と、Actions on Google、Dialogflow、IRKitを利用した外部API連携の例
  • スマートスピーカーと外部API連携を利用したスマートホームの実現の可能性について
  1. ※1 https://ifttt.com/line
  2. ※2 https://developers.google.com/actions/?hl=ja
  3. ※3 https://dialogflow.com/
  4. ※4 http://getirkit.com/
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