連載第一回となるこの記事では、City Life Experienceがどのようなチームなのか、どのような思いを持って活動しているかをご紹介したいと思います。
City Life Experienceとは
私たちCity Life Experience チーム(以下、CLE)は、名前の通り”都市生活における体験“を市民視点で考え、生み出していくチームです。デベロッパー様やまちづくり団体様、鉄道会社様を中心とした、まちづくりに取り組む皆様のご支援をしています。
私たちの都市体験に、テクノロジーは非常に密接に関わっています。インターネットや、スマートフォンなどのデバイスの普及により、毎日家にいても外にいてもシステムやアプリを通じてテクノロジーに触れる機会は増えていると思います。
その進化によって、街での体験が変化してきていることに、私たちは注目しています。
都市体験の変化
たとえば、私たちの生活を大きく変えた“インターネット”が普及する前の都市体験はどうだったでしょうか。インターネットが普及する前、私たちにとって事前にどこに何があるのかを具体的に確認することは難しいことでした。
「渋谷に新しいお店ができるらしい」、「最新のスニーカーがあのお店に置いているらしい」といった人づてに聞いた話などをもとに実際に都市にくり出していました。いわば、都市を“探検”している状態でした。
しかし、インターネットが普及したことで、私たちは常に最新の情報を確認することができるようになり、いつどの電車に乗ってどこに向かい、何を見て、何を買うかなど、事前に計画を立てた上でまちにでかけるようになりました。
すなわち、インターネットが普及した後の都市体験は、目的を明確にした上で訪れ、「目的を消費する都市体験」に変わったのです。
他にも、まちの情報の最先端を知ることができるツールとして各種のSNSが普及していますが、これによって今まで横向きで写真撮影していた画像・動画を、縦向きで撮影する人が増えています。これによって、まちの切り取られ方が変わりました。
このようにテクノロジーの進化は私たちの都市体験に大きく影響を与えてきました。そして、その先の体験を創るために、私たちはそのまちに住む人たちの営みを観察し、社会の変化を捉え、ユーザ視点での都市体験を考えることに重きを置いています。
City Life Experienceが提供する価値とは
CLEにはユーザー視点で都市体験の構築を行うサービスデザイナーと、テクノロジーを活用した都市体験の向上、都市課題の解決を行うコンサルタントがいます。
私たちは、テクノロジーはあくまで手段のひとつと考えています。テクノロジーを活用することが目的になってしまわないよう、実際に都市を体験するユーザーの視点から体験を考えて、まちづくりにおけるDXの企画、都市空間におけるサービスの検討・構築を行っています。
これから描いていきたいこと
まちづくりと一言で言っても、地元の商店での営み、市民の日々の営みなど、様々な要素から「まち」は形作られていきます。
私たちはそのような、まちを形作る様々な要素(テーマ)に注目し、情報発信を行っていきます。