導入目的

• ・自社のGHG排出量算定業務の工数削減、属人化防止
• ・段階的なScope3全カテゴリのGHG排出量算定

導入前の課題

• ・データ収集に工数がかかっている
• ・消費電力等データ集計にとどまり、排出量換算ができていない
• ・排出量をリアルタイムに可視化、把握できていない

導入理由

• ・活動量入力のみの簡単な操作で排出量算定が可能
• ・サプライヤーの削減努力を取り込むことができる総排出分配方式を採用
• ・各Scopeの経年変化や拠点・年月単位での排出量推移状態を視覚的に捉えられ、可視化状況分析も可能

導入のきっかけ

～コーポレートガバナンス・コードの改訂を機に、より定量的なGHG排出量可視化に取り組む～

CIJは、さまざまな情報システムの開発実績を積み重ねてきています。社員の9割がITエンジニアであり、社員一人一人がITのスペシャリストとしてお客様のIT課題の解決に取り組んでいます。企業理念に「情報技術で人と社会にやさしい未来を創造します」を掲げており、ITシステム開発で培ってきた技術で、誰にでも使える利便性の高いシステムや製品開発と暮らしやすい未来社会の実現に貢献することを追求します。

当社は、かなり早い段階から行動憲章の中で“地球環境の保全”を掲げ、「クリーン活動」を積極的に推進しており、具体的な行動として電気使用量や紙の使用量のモニタリングを実施していました。そして昨今では、コーポレートガバナンス・コードの改訂において、「TCFD又はそれと同等の国際的枠組みに基づく気候変動開示の質と量を充実」が求められるようになり、改訂をきっかけに、より定量的なGHG排出量可視化に取り組むこととしました。

導入理由

～簡単な操作で適切な排出量算定が可能かつ可視化状況の把握が容易～

当社では、各事業所で収集した消費電力やコピー用紙の使用量を、管理部門が四半期ごとにExcelを使用して取り纏め、集計値を社内にレポートしていました。集計依頼、データの回収といった手間と、四半期に一度しか社内の状況がわからないという課題がありました。また、そもそも集計したデータをCO2に換算していませんでした。このような課題を解決するために、集計作業と排出量換算が容易で、かつリアルタイムに多くの人と情報共有できるシステムを探していました。

システムを検討するなかで評価したC-Turtleの魅力は、入手した電気使用量や購入した製品の情報を簡単な操作で登録でき適切な排出量換算を行ってくれることや拠点や年月単位に排出量の推移状態が可視化されるため、削減状況が容易に確認できることです。最終的に当社がC-Turtleを導入する決め手となったのは、サプライヤーの削減努力を取り込むことができる総排出分配方式を採用していること、各Scopeスコープの経年変化をグラフで確認ができ、可視化状況を視覚的にとらえ、分析を行えることでした。

導入効果

～GHG排出量の可視化状況をリアルタイムで把握でき、削減取り組みの意識向上につながる～

当社では、算定の工数が削減でき、よりリアルタイムでGHG排出量の可視化状況を共有できるようになりました。可視化が進んだことにより、削減意識の向上につなげられると感じています。さらに今までScope3においては一部のカテゴリの算定のみを行っていましたが、C-Turtleでは全カテゴリの算定が可能であるため、徐々に算定対象を増やすことができています。

今後のビジョン

～C-Turtleを用いた未算定カテゴリの算定実施と全従業員の環境教育を推進し、GHG排出量削減へ取り組む～

当社は、C-Turtleを用いたScope3未算定カテゴリの算定実施と全従業員へ環境教育を行うことでGHG排出量削減に向けて努力を続けてまいります。また、今後は脱炭素経営に取り組む姿勢がより重要視されていくため、環境に寄与するプロジェクトを拡大していき、サプライチェーン全体での環境負荷の低減をめざしていきます。

（※）「C-Turtle」は日本国内における株式会社NTTデータの商標です。

企業紹介

【C-Turtle^®】の概要資料は、こちらからダウンロードください。