NTTデータのマーケティングDXメディア『デジマイズム』に掲載されていた記事から、新規事業やデジタルマーケティング、DXに携わるみなさまの課題解決のヒントになる情報を発信します。
「4×8×27」の問いでアイデアを具体化する”ビジネスデザインスプリント”
ビジネスデザインスプリント(BDS)とは、ご自身のビジネスアイデアを事業化に向けてアジャイル手法的にブラッシュアップするための“ドリル(問題集)”です。DXが当たり前となった現代において、新規ビジネス企画の経験が無い、あるいは少ない中で日々奮闘している方々の助けとなるべく開発されました。
BDSを使うことで、クイックにアイデアをビジネスプランにまとめ、継続検討する価値があるかどうかを短期間に判断できるという点がポイントです。
ところで、なぜ「ドリル」と表現しているのでしょうか?その理由は、ビジネスデザインスプリントから出される「問い」に答えることで自身のアイデアを磨くというプロセスにあります。
BDSでは、アイデアを4つの視点、8つの検討ポイントで掘り下げ、27のキークエスチョンを解くことでブラッシュアップしていきます。まさにドリルを解き進めるような感覚です。
4つの視点と8つの検討ポイントの関係
そして、ドリルを解いた結果をピッチフォーマットとして1つのストーリーにまとめると、アイデアをビジネスプランとして評価できる状態ができます。ビジネスプランを1枚で概観できるため、全体の整合性、完成度や検証不足な箇所を俯瞰で見ることができるのが特長です。
ピッチフォーマット
これまでもデジマイズムではBDSの挑戦について紹介してきましたが、今回のウェビナーではいよいよv1.0にバージョンアップした姿をお披露目していきます!
“普通の会社員”でもできる新規ビジネス企画をめざして
BDSは、NTTデータがこれまで挑戦してきた数多くの新規ビジネス企画の実践知を集約した、まさに「秘伝のタレ」です。そんなBDSは以下の特長を備えています。
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考えるべきことを必要最小限に絞り込む
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専門用語を極力使わず、徹底的にわかりやすく
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ビジネス・サービス・システムの3層で考える“ビジネスアジャイル”な手法
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自ら問いを解き、見極めることで新規ビジネス企画を自分事にできる
これまでのような「一部の才能を持ったスーパーマンが行う新規ビジネス企画」ではなく、普通の会社員でも、今考えるべきことがクリアになって自分のアイデアを一歩前に進められ、クイックにその良し悪しを見極め、人に説明できる。これが、BDSがめざす世界観です。
新サービスのローンチ事例も!企業や学生に広まるBDS
BDSはもともとNTTデータの社内向けに開発されたものでしたが、この1年程度でNTTデータのお客さま企業をはじめ社外での活用が増えてきたことから、今回のウェビナーを機にお客さま企業向けの展開を本格開始しました。
これまでご利用いただいたお客さま企業の中には、実際に新サービスのローンチにつながったり、新規アイデアを継続ストックする仕組みとして活用したりするなど、組織での新規ビジネス企画の進め方を変革することにも寄与しています。
お客様企業でも好事例拡大中のBDS
さらに、BDSの特長である“徹底的なわかりやすさ”がv1.0改訂によって進化したことによって、最近では新入社員研修や大学生のビジネスコンテストなどでもご好評いただいています。
また、新規ビジネス企画を行う側だけでなく、新規ビジネス企画を評価・審査する側としても、企画者との目線合わせがしやすいことで具体的な議論につながったという声も寄せられています。
BDSの活用方法・ご提供メニュー
BDS v1.0では、NTTデータで過去に実際に取り組んだ新規ビジネス企画の実例を基に、27のキークエスチョンの詳しい解き方を解説しています。また、社内外の知見をもとにした“問いの解き方ガイド”もTipsとしてまとめられています。いわば、新規ビジネス企画のための「お道具箱」です。
BDSをご利用いただくためのメニューとしては、解説セミナーのほか、座学+エクササイズで試しにBDSを使ってみることのできるメニュー、そして新規ビジネス創発ワークショップや社内ビジネスコンテストのご支援など実案件の伴走型サポートまで幅広く用意しています。いずれも有償のメニューですが、多くの方に使っていただきたい想いから価格を抑えたご提供とし、その後のBDSの利用を無償としていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください!
より詳しい解説については、デジタルを活用した事業創出を紹介するWebメディア「Biz/Zine」にて連載をしておりますので、そちらもご覧ください。
なお、このウェビナーをきっかけに多くの企業のみなさまからお問い合わせをいただき、BDS開発メンバー一同大変ありがたく感じています。先ほどご紹介しためざす世界観にあるように、普通の会社員の方々の新たな挑戦をお手伝いできればと考えています。引き続きBDSの今後の展開にもご注目ください!