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2020.1.28業界トレンド/展望

テクノロジーによる今後のマーケティングの変化とは?アドテック東京2019レポート①

2019年11月27日(水)28日(木)、東京国際フォーラムでアジア最大級のマーケティングカンファレンス「アドテック東京2019」が開催されました!この記事では、アドテック東京2019の全体の雰囲気と、私たちがビジネスとして携わっているエンタメ・スポーツ領域に関するセッションのレポートをお届けします!

NTTデータのマーケティングDXメディア『デジマイズム』に掲載されていた記事から、新規事業やデジタルマーケティング、DXに携わるみなさまの課題解決のヒントになる情報を発信します。

アドテック東京とは

アドテック東京2019Keynote雰囲気

アドテック東京は、広告主、エージェンシー、ソリューションプロバイダー、メディアなど、各ジャンルのマーケターが集まり、最先端事例の紹介や、今後の業界動向・新たなビジネスチャンスについて議論が行われる場です。
2日間合計で来場者数が14,623人、カンファレンス登壇者が266名、そして私たちNTTデータ・SDDX事業部からは事業部長の内山さんがNTTデータとして初めて登壇しました!私たちのボス、内山さんが登壇したセッションのレポートはコチラ!

アドテック東京2019登壇レポート「キャッシュレスな世界が我々にもたらすもの」

MIXCITING!な会場と最先端アドテクノロジー

今年のアドテック東京のテーマはMIXCITING!
MIXCITING はMIXとEXCITINGをかけ合わせた造語で、「混ざり合うって、楽しい!」をコンセプトとしているとのこと。来場者、登壇者、出展者といったさまざまな方の熱量の混ざり合いを表現するように、会場はカラフルなレインボーカラーであふれ、ダイバーシティも感じさせるポップでカラフルな会場となっていました。

アドテック東京2019会場入り口

キーノートなどもこうしたコンセプトを意識しているのか、例えば11月28日のキーノートセッション「Influencing Culture: The Participation Playbook」では、Twitter社のペドロ・ポルト氏と橋本昇平氏から「世界の人々の77%がブランドを気にせず、個人の会話が主役となるこの時代に、企業はどのように個人の感情に訴えかけ、チャンスを生かせば良いのか」をテーマに、人々の多様性と発信力が増す時代における世界のソーシャル活用の最新事例が語られました。

アドテック東京2019Keynote講演雰囲気

一方、出展ブースには最先端アドテクノロジーが立ち並び、各社熱気のこもったブース展開やプレゼンが行われていました。展示はすぐ使えるサービスが目利きできるようになっており、特に、Web広告の調査・分析などWebマーケティング施策の実行に役立つサービスが多い印象を受けました。

アドテック東京2019ブース雰囲気

そんな会場で私が着目したのは、私たちも取り組みを進めている顔認証システムによるセッションの入場管理です。これは、事前に顔写真を登録しておくことで、セッション会場入口のカメラで自動的に認証がされるものです。イチ来場客として快適な入場を体験するとともに、「来場者の会場内の動きをデータ蓄積すれば次のイベントに繋げられそう…それがねらい!?」との妄想も膨らみ、その場にいるだけでテクノロジーのマーケティング活用を考えさせてくれる空間となっていました。

アドテック東京2019顔認証の様子

セッションミニレポート スポーツ×テクノロジーの可能性とは?

ここで、私たちも携わっているエンタメ・スポーツ領域に関連して、11月28日のセッション「オリンピック記念!スポーツの生み出す力」の内容を少しだけお届けします。このセッションでは、国内スポーツ市場規模が15兆円まで拡大すると言われる中で、企業はどう考え方をアップデートし、何に目を向けるべきかが語られました。

アドテク東京2019スポーツセッション雰囲気

登壇者のひとり、株式会社ミクシィの石井宏司氏からは「ソフトバンク、楽天、DeNAなど、この10年で大きく伸びたIT企業がスポーツに参入しているというのは事実。ミクシィもスポーツは経営資源として絶対に必要と思い参入した。日本企業はこの考え方にアップデートしないといけない」という熱いメッセージが語られました。また、株式会社電通の中嶋文彦氏からは「電通では、熱狂的なファンが多いハンドボールを、どうビジネスにするか考え中」と、マイナースポーツにも目を向けるべきとの示唆がありました。
その中でも特に私たちが着目したのは、「テクノロジー×リアルが進むことで、競馬などのベッティング(賭け)やファンタジースポーツ(注1)を新しいスポーツとして楽しめるようになったり、今までにない新しいスポーツが生まれたりする可能性すらある」というスピーカー共通の見解です。これは、私たちが取り組んでいる「オフライン(リアル)とオンラインを融合させ企業のビジネス拡大に貢献する」とも同じ考えで、スポーツというフィールドにはまだまだ数多くのチャンスがあることを裏付ける内容でした。このセッションでは、「一緒にスポーツを盛り上げませんか?」と語りかけられているようにも感じました。

注1)ファンタジースポーツ
自分の好きな選手を集めて架空のチームを作成するシュミレーションゲーム。架空のチームに所属する選手の獲得ポイントを競う。海外では、獲得ポイントが高ければ賞金を得られることがある。

編集後記 私たちのデジマをもっとたくさんの方々に!

アドテック東京2019編集部員の集合写真
先ほどご紹介した記事「スポーツ×テクノロジー」に関しては、私たちもいくつかのテーマに取り組み中です。そのひとつとして、「プロ野球×VR技術」をテーマに、選手のトレーニングやエンタメツールへの活用に取り組んでいます。

“VR×スポーツ”の可能性は∞“一人称視点合成技術”がスポーツを変える

ただ、私たちの活動もまだあまり知られておらず、アドテック東京で名刺交換させていただいた方に「NTTデータにデジタルマーケティングの部署があるんですね!」と驚かれることがありました。私たちがマーケティング領域のデジタル変革に貢献できることをもっと知っていただくことが大事だと実感しました。
11月28日のセッション「経営者視点で考えるブランディングと利益の関係」では、「知っているもの」の中の「知らないもの」を見たいと思ってくれることが、ブランドがあることのメリットというお話がありました。このお話と同じように、「NTTデータ」の中の「デジタルマーケティング」を見たいと思ってくれる、そんな方々をもっと増やしたいという想いがアドテック東京を通じてより強くなりました。デジマイズムの今後の展開、ぜひご注目ください!
次回は、いくつかのセッションから見えてきた、これからのマーケティング推進に重要となるトピックのご紹介です!

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