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2025.2.18業界トレンド/展望

連載:テクノロジー×サステナビリティ(3)ホワイトペーパー ~デジタルツイン~

近年、サステナビリティへの関心、重要性は高まり続けている。一方で、普段携わっている業務や技術がサステナビリティにどのように結び付くか、うまくイメージしきれない方も多いのではないだろうか。そのような課題に対してNTT DATAでは、「普段業務で活用している技術がサステナビリティにどのように関連するのかを知り、サステナビリティをより身近に感じること」を目的として、技術×サステナビリティホワイトペーパーを作成した。
2024年度、全10個の技術テーマについてホワイトペーパーを発信予定である。今回はデジタルツイン×サステナビリティと題して、デジタルツインに関連する国内外のトレンドや事例を紹介する。
目次

デジタルツインの概要

近年、サステナビリティへの関心・重要性は高まり続けており、サステナブル投資は主流となっています。一方で、普段携わっている業務や技術がサステナビリティとどのように結びつくのか、どのように活かしていけるのか、うまくイメージしきれていない方も多いのではないでしょうか。
この連載では、「技術」観点で、テクノロジー×サステナビリティのトレンドや具体事例などを紹介します。全10個の技術テーマを取り上げる予定であり、今回はデジタルツインに注目します。近年、デジタルツインはさまざまな産業での効率化や最適化を実現する重要な技術として注目されています。本記事では、デジタルツインとサステナビリティをかけ合わせた時にどのようなトレンドや事例があるのか見ていきます。

デジタルツインのトレンド

デジタルツインとは、物理的な物やシステムのリアルタイムのデジタルコピーを作成し、シミュレーションや分析を通じて、効率的な運用や予測を行う技術です。この技術は、防衛組織や航空宇宙業、製造業、建設業、エネルギー業界などさまざまな業種で活用されています。
デジタルツイン市場は急速に拡大しており、2023年のデジタルツイン市場は世界で129億1,000万ドルと評価されていますが、2032年までに2,593億2,000万ドルに達すると予測されています(※1)。この成長は、IoTデバイスやセンサーを始めとする各種技術の進化とともに、より多くのリアルタイムデータの収集が可能となることに起因しています。これらのデータを活用することで、より精度の高いデジタルツインの構築が可能となり、市場は今後さらに拡大すると考えられます。
デジタルツイン市場が急成長する中、サステナビリティとの関連性にも注目が集まっています。デジタルツインを利用することで、製造業などの生産ラインの運用を最適化することができ、エネルギー消費やCO2排出量を削減することができるようになります。また、スマートシティのシミュレーションをすることで、都市運営の効率性や持続可能性を向上させます。これらの取り組みは環境への負荷を軽減し、よりサステナブルな社会を実現するために重要な役割を果たします。
「産業と技術革新の基盤を作ろう」や「働きがいも経済成長も」など、SDGsの目標達成にも貢献する一方で、デジタルツインの活用には環境負荷の問題も伴います。実際、デジタルツインの運用には、高度なシミュレーションやデータ解析を支えるインフラが必要であり、それに伴って多くの計算資源や電力を消費することになります。そのため、再生可能エネルギーの利用やエネルギー効率の向上が重要な課題となります。

(※1)Fortune Business Insights デジタルツインの市場規模、シェア 成長分析レポート(2032)

https://www.fortunebusinessinsights.com/jp/%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%84%E3%82%A4%E3%83%B3%E5%B8%82%E5%A0%B4-106246

NTT DATAのデジタルツインにおける取り組み

次に、NTT DATAでのデジタルツインの活用事例、生産性向上や業務効率化に関する取り組みを紹介します。NTT DATAでは、デジタルツインのビジネス活用コンサルティングや導入サービスを提供しています。デジタルツインの導入において、NTT DATAは「3Dモデル作成」から「システム構築」「シミュレーション/最適化」「現実世界へのフィードバック」までの各ステップをお客さまと共に着実に進めていきます。これにより、効率や収益性の向上だけでなく、資源の無駄を削減し、環境への負荷軽減を実現する持続可能な運用を目指します。
お客さまが保有するデータやセンサー、AIを活用した生成データなど、幅広いデータを安全にビジネス活用する仕組みを提供し、最適なアーキテクチャでシステムを構築します。世界6カ国のイノベーションセンタでのPoC実績を活用し、各技術分野の専門家と共に課題解決に取り組みます。
具体的な適用例としては、倉庫や工場の動線最適化、空調管理、製品開発や製造工程での手戻り回避、リモート保守作業などがあります。また、データ解析やシミュレーションツールを駆使して最適化を図り、量子コンピュータや数理解析を使った組み合わせ最適化にも対応します。
詳細についてはこちらの記事(※2)(※3)をご覧ください。

(※2)デジタルツイン 現実世界の事象を高度にシミュレーションし、最善の選択を可能にします。

https://www.nttdata.com/jp/ja/services/digital-twin/

(※3)ブロックチェーン・デジタルツイン・量子アニーリングの導入支援サービスを提供開始

https://www.nttdata.com/global/ja/news/release/2023/042101/

最後に

テクノロジー×サステナビリティと題して、連載の第3回ではデジタルツインとサステナビリティのトレンドを解説してきました。本記事で紹介した内容の詳細に加え、ホワイトペーパーでは他社での事例などについてもまとめています。(※4)
冒頭でも述べた通り、デジタルツインの活用は生産性向上や業務効率化に特に効果があり、「産業と技術革新の基盤を作ろう」をはじめとするSDGsの目標達成に貢献することができるでしょう。一方で、デジタルツインの利用には多くの計算資源や電力を必要とします。そのため、サステナビリティの観点では、今後再生可能エネルギーの利用やエネルギー効率を向上させることも重要な目標となってきます。
デジタルツインによる業務効率化などのメリットだけでなく、環境負荷などのデメリットについても理解しながら技術を利活用し、「持続可能な社会」を目指していくことが重要です。

図:ホワイトペーパーの構成

NTT DATAは、「普段業務で活用している技術がサステナビリティにどのように関連するのかを知り、サステナビリティをより身近に感じること」を目的として、全10個の技術テーマについてホワイトペーパーを公開予定です。
次回以降、衛星やスマートロボットといったテーマについて取り上げる予定です。ご期待ください。

(※4)デジタルツイン×サステナビリティ ホワイトペーパー

https://www.nttdata.com/jp/ja/-/media/nttdatajapan/files/services/carbon-neutral/carbon-neutral-wp-2025021800.pdf

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