NTT DATAでは従前より、私たちが創り出すITシステムと私たち自身の事業活動が環境に与える負荷の削減に努めてきました。近年、より深刻さを増す気候変動問題に対し、グループ一体となり取り組みを進めるべく、2040年NET-ZEROの実現に向けた気候変動対応ビジョン「NTT DATA NET-ZERO Vision 2040」を新たに策定しました。
情報技術は、これまで私たちの暮らしに多くのInnovationをもたらしました。気候変動対応においても、情報技術の活用は不可欠といえます。
私たち自身のNET-ZEROへの取り組みを推進する「Green Innovation of IT」。 そして、当社のデジタル技術活用やお客さまとの共創による、お客さまや社会全体の脱炭素実現や、異常気象等への気候変動対応力(レジリエンス)強化への貢献を目指す「Green Innovation by IT」。この2つの「Green Innovation」の推進を通じて、気候変動に対応した新たな社会の実現を目指します。
「情報技術でより良い社会を創る」変わらぬ信念のもと、これまでに培った気候変動に関するノウハウと先進技術を組み合わせ、取り組んで参ります。
体制
グリーンイノベーション推進委員会
NTT DATAでは、経営と事業部門が一体となって環境関連の取り組みを推進するため、グリーンイノベーション推進委員会を設置しています。本委員会によって各事業部門の活動を管理し、事業を通じた社会貢献の取り組みを強化します。
Green innovation of IT
自社のサプライチェーンを通じた
温室効果ガス排出量の削減
Carbon Neutrality
ミッション
自社の温室効果ガス排出削減と、
お客様や社会のグリーン化への貢献
NTT DATAでは環境方針、環境目標に基づき、新たなビジョンNTT DATA NET-ZERO Vision2040を策定し、自社だけでなく、社会の脱炭素を目指しています。
NTT DATA NET-ZERO Vision 2040
NTT DATAでは環境方針、環境目標に基づき、2040年のNet-Zero実現に向けた新たなビジョンNTT DATA NET-ZERO Vision 2040を策定し、取り組みを行っています。
NTT DATA NET-ZERO Vision 2040におけるNet-Zero目標は、2024年3月にScience Based Targets initiativeによる認定を取得しています。
NTT DATAは社会の脱炭素に向け、Green Innovationを通じ、自社のサプライチェーンを通じた温室効果ガスの排出削減のみならず、お客さまや社会のグリーン化へ貢献をしていきます。自社のオペレーションにおける直接・間接排出量(Scope1・2)について、データセンタでは2030年、オフィス・その他を含めた自社全体では2035年、サプライチェーン全体では2040年までの実質ゼロを目指します。
Net-Zero目標 | 2040年度までにバリューチェーンを通じたNet-Zero達成 |
Near-Term目標 |
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Long-Term目標 |
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※
Science Based Targets initiativeが策定した「Net-Zero基準」では、世界の平均気温の上昇を1.5℃に抑えるために、企業はバリューチェーン全体で2050年までに90%以上のGHG削減が必要であること、残りの10%は大気中からの炭素除去によりNet-Zeroが実現できることが定められています。
https://sciencebasedtargets.org/resources/files/Net-Zero-Standard.pdf
NTT DATAの取り組みに対する外部評価
CDPの気候変動調査において最高評価のAリスト企業に2年連続で選定
CDPより2022年、2023年とAリスト企業に選定されました。これは、気候変動に関する環境情報開示の透明性とパフォーマンスにおけるリーダーシップが認められたものです。
また、CDPが実施するサプライヤーエンゲージメント評価(Supplier Engagement Rating)において、最高評価の「サプライヤーエンゲージメント・リーダー」に2年連続で選定されました。
Circular Economy
ミッション
ごみを減らし、製品やサービスの価値が循環し続ける社会を実現する
私たちは経済活動において有限な資源を使い廃棄物を出しています。
NTT DATAは、使用済みのパソコンのリユース・リサイクルや不要となった非常食の寄付等の自社の取り組みの推進に加え、ブロックチェーン技術、AI、IoT等を用いたお客様へのサポートを通して、廃棄物を出さず、資源を持続可能に使用・循環させることができる社会の実現をめざします。
Nature Conservation
ミッション
自然資本の保全・回復によって、
健全な地球環境を創出し、
人々の豊かな生活に貢献する
経済社会の発展に伴う土地利用の変化、汚染、気候変動、外来種の侵入などにより、自然資本の喪失が急速に進行しています。
自然資本の保全と持続可能な利用のため、経済社会活動・企業活動と自然資本との関係性を把握し、適切な対策を講じることが求められています。
NTT DATAは、自社が関係する自然資本を守る取り組みの推進とともに、当社のデジタル技術を活用したお客様のビジネスサポートを通して、社会全体のネイチャーポジティブを推進します。
イニシアティブ等への参加・賛同状況
NTT DATAは国内外のさまざまなイニシアティブ等に積極的に参画し、気候変動対応を進めています。
2020年6月 SBT1.5℃目標の認定を取得
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2021年3月 TCFD提言への賛同を表明
気候変動対応を経営の重要課題と位置づけ、全社横断での活動や対外的な活動の透明性確保を推進
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2021年9月 Green Software Foundation加盟
6社目のコアメンバーとして加盟。ソフトウェアのグリーン化をグローバルで推進
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2023年2月 TNFD Forumに参画
企業の自然に関係するリスクと機会の透明性の向上を狙いとするTNFDフォーラムへ参画
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2022年6月 非営利団体「ESTAINIUM協会」を設立
14の関連企業と設立。サプライチェーン上の企業間で温室効果ガス排出量データのセキュアでオープ...
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2021年3月 RACE TO ZERO Circleに参画
Business Ambition for 1.5℃を通じて参画
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2022年3月 CDP GOLD認定パートナーへ
世界で20社目。グローバルでのCDPパートナーとしてコンサルティング、ソフトウェア領域において取組推進
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2022年4月 サプライチェーンプレミアムメンバーへ
世界で5社目。グローバルでCDPとともにサプライチェーンのNet-Zeroに向けた活動推進
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2021年3月 Business Ambition for 1.5℃の宣言も実施
SBT Business Ambition for 1.5℃賛同し、かつSBT1.5℃認定を既に受けている企業は日本国内で12社目
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2023年2月 30by30アライアンスに参画
2030年までに生物多様性の損失を食い止めるため、陸と海の30%以上の保全を目標とする
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ニュース
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2024年10月31日
株式会社NTTデータ トピックス
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2024年10月25日
株式会社NTTデータ トピックス
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2024年10月11日
株式会社NTTデータ トピックス
社会のグリーン化に貢献する
NTTデータの取り組み
グリーンコンサル
テクノロジーを活用し戦略立案から実行支援までをお客さまと伴走
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C-Turtle サービス開始
国内初、国際NGO CDP保有のデータを活用した温室効果ガス排出量可視化サービスを開始
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Green DC energy management™ 開発
室内環境のリアルタイム可視化システム「Green DC energy management™」を…
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NTT DATA Carbon-neutral Vision 2050
気候変動対応新ビジョンで2050年までに温室効果ガス排出量を「ネットゼロ」へ
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液浸冷却システム構築
液体の中でICT機器を直接冷却する新方式で、冷却エネルギーを最大97%削減
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製品別CFP
旭化成とScope1, 2, 3を網羅した製品別CFP管理基盤を共同開発
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AW3D
高解像度のデジタル3D地図を地球温暖化対策や環境保全に活用。
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あい作
栽培情報や農地をデータ管理して農薬や肥料を適正管理。環境にやさしい農業を実現。
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フードロス削減への取り組み
NTTグループの予測技術・人流分析等の活用によりフードロスを抑制
詳細はこちら
レポート&コラム
2024.10.22
脱炭素社会 生き抜くための指針(2)蓄電池における資源循環の取り組み
サーキュラーエコノミーを社会実装するために、これから企業ではどのような取り組みが求められるのか。具体的なデジタル技術の活用法を含む事例を紹介しながら解説する。
カーボンニュートラル モビリティ 製造 サステナビリティ
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2024.10.16
ペロブスカイト太陽電池で実現するカーボンニュートラル ~積水化学工業との外壁設置実証~
NTTデータでは2040年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロとするNet-Zeroの実現を目指す「NTT DATA NET-ZERO Vision 2040」を掲げている。その実現に向けて自社データセンターでの再生可能エネルギー活用によるグリーン化を進めており、最近では自社設備での再エネ発電も推進している。本稿では、取り組みの一つとして積水化学工業株式会社と共同で実施している、フィルム型ペロブスカイト太陽電池の外壁設置に関する実証実験について紹介する。
カーボンニュートラル データセンター 電力・ガス・水道 サステナビリティ
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2024.10.11
CO2可視化フレームワークEdition 2.0がもたらす新たな可能性:サプライチェーンにおけるデータ共有とCO2削減へのアプローチ
CO2排出量の「見える化」は、サプライチェーン全体における企業の持続可能な未来を実現するために欠かせない課題である。一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)が2021年に設立したGreen x Digitalコンソーシアムは、この課題に応えるべく「CO2可視化フレームワーク(Edition 2.0)」および「データ連携のための技術仕様(Version 2.0)」を公開した。本稿では、公表されたフレームワークの主な更新内容を解説するとともに、その影響や展望について考察する。
カーボンニュートラル SCM・ロジスティクス データ&インテリジェンス 製造 モビリティ 流通・小売
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