FEDI エコシステムとは
FEDIエコシステムとは、ファッション業界のグリーントランスフォーメーション(GX)を支援する一連の取り組みです。
FEDIは、アナログでやり取りされている一連の業務(受発注管理~輸入通関業務~請求・決済)をデジタル化し、精度の高い需要予測を行うとともに、それらに基づいた適時・適量生産を支援する仕組みのことです。
ファッション業界の生産に関する全工程のトレーサビリティを可視化し、サプライチェーンの透明性を高めることで、ファッション業界のSDGsを実現します。
ファッション業界のGX推進の課題
~業界横断の仕組みでファッション業界のグリーントランスフォーメーションを支援
昨今、サプライチェーンが直面する環境的・社会的課題は日増しに複雑化しています。特に、温室効果ガスや水資源の削減、労働安全性の確保といった要求が高まる中、品質向上や不良品の流出防止、消費者からの信頼獲得のためにも、製品のトレーサビリティ(製品の原材料の調達から生産、流通・販売、消費まで把握する仕組み)の実現は極めて重要です。サステナブルなサプライチェーンを構築し、グリーントランスフォーメーションを確立するためには各社で対応・改善していくとともに、業界全体として取り組みが必要です。
また、ファッション業界では、ステークホルダー間のやりとりが各社独自様式の書類や属人的なメールの授受で実施されていることが多く、これらを起因としたミスによる手戻りなどが発生しています。また、システム化も部分最適になるケースが多く、結果として手作業での転記が繰り返され、データの不整合の発生がサプライチェーンでの大きな課題となっています。
これらファッション業界におけるサプライチェーンの課題を改善するため、NTTデータは、繊維商社や附属・生地商社10数社とともに現状の課題の整理とあるべき姿を議論する検討会の実施や、ファッション業務の生産支援プラットフォーム「sitateru CLOUD」を展開するシタテル株式会社(以下:シタテル)との資本業務提携契約を締結するなど、ファッション業界のプレーヤーとの連携を進めています。さらにNTTデータは、金融業界で培ったノウハウを活かした貿易プラットフォーム「TradeWaltz ®」や請求・決済連携プラットフォーム「TetraBRiDGE™」との連携等、サプライチェーンを効率化する業界横断的な仕組みを構築し、これら一連の取り組みを「FEDI®エコシステム」として提供します。
ファッション業界内の
コミュニケーションロスを解決
ファッション業界におけるアナログでのやり取りに起因するコミュニケーションロスの解消を図るべく、ステークホルダー間で行われる、一連の業務(受発注管理~貿易業務~請求・決裁)をデジタル化し、FEDIを経由して連携することにより自社システムへの入力作業負担、人為的なミスの軽減を実現します。
また、FEDIで統一取引番号を払い出すことにより、ステークホルダー間での取引を共通認識できるようになり、情報収集が容易になる仕組みを提供します。
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