AW3D® 全世界デジタル3D地図

世界で初めて世界中の陸地の起伏を5m解像度で表現したデジタル3D地図

商品概要

衛星画像を活用し、圧倒的な提供スピードとコストの効率化を実現した0.5~5m解像度の高精細地形データです。現場のニーズに合わせた豊富なラインナップで、実用性に優れたデータを提供します。世界125ヶ国以上の幅広い分野のソリューションへ活用されています。

用途・適用業務

高解像度・高位置精度標高データが現地測量を行うことなく作成可能であるため、国内外のエリアを問わず、以下のような幅広いプロジェクトでご利用いただけます。

都市分野

  • 新興国等における都市開発計画
  • 道路、鉄道、水道等のインフラ設備計画

防災分野

  • 洪水、土砂災害、津波、火砕流等の被害シミュレーション
  • 海面上昇、氷河融解等に関する気候変動リスクの評価

通信分野

  • 無線通信における障害エリア把握等の計画策定
  • リモートセンシングデータの位置補正

資源・環境分野

  • 資源探査における有望エリアの把握
  • 水資源および地下水の調査

交通分野

  • 航空機運用におけるシミュレーション
  • ナビゲーションにおけるルート選定

その他

  • コンピューターグラフィックス等の映像制作
  • 教育における理科、地理、防災等の教材製作
  • 多国籍企業における全世界を対象とした施設計画等の効率化

メリット・効果

AW3D®全世界デジタル3D地図は世界で初めて5m解像度の細かさと5mの高さ精度で世界中の陸地の起伏を表現しました。AW3D®全世界デジタル3D地図の全世界対応により、従来、世界規模で整備されてきた30m~90m解像度の3D地図に比べて大幅に精度が向上することから、国境を越えるような大規模な自然災害の予測・対策、資源・環境・交通分野における世界規模の調査、シミュレーションなど、全世界エリアを対象とする新たな需要にも対応することができます。

特長

世界初5m解像度/全世界対応の数値標高モデル(DEM)

世界で初めて5m解像度の細かさと5mの高さ精度で世界中の陸地の起伏を表現しています。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の陸域観測技術衛星「だいち(ALOS)」の衛星画像を利用し、リモート・センシング技術センター(RESTEC)と共同で開発・販売しています。新興国における交通、エネルギー等のインフラ整備、世界で頻発する洪水・津波・土砂・火山等の自然災害対策、資源地域の調査、地球温暖化に伴う海面上昇への対応等の幅広い分野のソリューションへ活用されています。

2016年3月には、その高い技術力と、世界70カ国にわたる幅広いサービス提供を通じて、世界各国の産業・行政をはじめとする社会基盤の高度化・効率化を支援し、日本の宇宙開発利用の普及啓発に大きく貢献したことが評価され、内閣府主催の「第2回宇宙開発利用大賞」において、宇宙開発利用の推進に多大な貢献をし、極めて顕著な功績を認められる事例に贈られる内閣総理大臣賞を受賞しました。
2019年7月からは、都市や地形がより詳細に再現される、2.5m解像度の全世界3D地図を提供しています。

高精細標高データ(DSM/DTM)の提供

民間衛星で世界最高の解像度を誇る米国DigitalGlobe社の衛星画像を活用し、0.5~2m解像度高精細標高データ(DSM/DTM)を提供しています。従来の衛星画像から作成する標高データでは再現が難しかった「樹木の1本」レベルの細かな起伏の表現、「大縮尺」レベルの高い精度での標高値の算定が可能です。

AW3D®全世界デジタル3D地図に関する詳細情報