商品概要
近年、国内消費者向けEC市場は急激に拡大しており、今後もさらなる拡大が見込まれています。
一方、インターネットでの取引増加に伴い、不正取引や不正ログインなども巧妙化しつつあります。このような状況を受け、クレジットカード会社、決済代行会社や加盟店、システムベンダーなど幅広い関係事業者にて構成される「クレジット取引セキュリティ対策協議会」が組成されており、クレジットカード決済におけるセキュリティ対策について協議・意見交換を行っています。
CAFIS Brainは同協議会が発行する「クレジットカード・セキュリティガイドライン」において、「属性・行動分析(不正検知システム)」に分類される主要セキュリティ対策の1つです。CAFIS Brainは、インターネット通販やインターネットバンキング、入会申込みや会員サイトログイン等において、エンドユーザーが操作する端末(パソコン、スマートフォン等)の情報を抽出し、取引情報と合わせて分析を行う属性・行動分析を実施することで、不正取引を精度高く検知することが可能です。不正注文対策だけでなく、不正ログイン対策や不正送金対策など、インターネット取引における様々なセキュリティ対策として幅広く採用されています。
サービス概念図
導入メリット
エンドユーザーデバイスの "見える化"と、豊富な不正判定ルール
複数の特許技術を活用し、エンドユーザーのデバイスを精度高く識別します。また、700種類以上の豊富な不正判定ルールを活用することで、不正取引を精度高く判定致します。
エンドユーザーのユーザビリティを損ねることなく不正判定可能
エンドユーザーにパスワード等の追加入力を要求することはありません。また、エンドユーザー端末に特別な設定やインストールを行うこともありません。エンドユーザーの利便性を維持したまま不正判定が可能です。
スマートフォン専用アプリケーションもデバイス情報利用可能
パソコンからの取引だけでなく、スマートフォン専用アプリケーションからの取引も、デバイス情報を利用した不正判定が可能です。
国内データセンターを活用した安価なクラウドサービス
NTTデータの国内ハイセキュリティ・データセンタを活用しているため、海外データセンターへの送信やデータ保管が不要です。また、クラウド型でのサービス提供のため、安価にご利用いただくことが可能です。
ルールチューニングやスコア変更を導入企業様自身で実施可能
700種類以上ある不正判定ルールや、ルール毎のリスクスコアは、導入企業様自身で選択・調整することが可能です。日々変化する不正傾向に対し、タイムリーに対応していくことで不正取引を精度高く抑止可能です。
リンク分析機能を活用した不正判定業務効率化
不正判定された取引と相関性のある取引を”芋づる式”に抽出することが可能です。疑わしいと判断した取引を一括で却下登録することで、不正判定業務を大幅に効率化することが可能です。
共同ネガディブデータベースの活用による精度高い不正判定
不正判定された情報を、導入企業間で共有するネガティブデータベースを提供致します。自社内での共有情報のみでなく他社情報も活用することで、更に精度高く不正取引を抑止することが可能です。
海外で導入実績多数の不正判定エンジンを活用
海外で多数の導入実績があるExperian(エクスペリアン)社のエンジンを利用しています。海外の最新不正動向や不正判定ノウハウを、自社業務に活用することが可能です。
活用事例
導入スケジュール
おおよその導入スケジュールは約3か月~4か月です。導入企業様のシステム改修スケジュールにより変動があります。
関連リンク
補足・商標
- 「CAFIS Brain®」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。