流通・小売

ビジネス環境の急速な変化に対応し、企業と生活者の新たな関係性構築を実現するDX

デジタルを駆使した
データ駆動型経営がもたらす、
流通・小売業の未来

効率的な経営を維持しながら多様な生活者ニーズに対応し、バリューチェーンを変革することで、流通・小売業の継続的な発展に貢献する方法について説明します。

  • 流通・小売業が抱えるふたつの経営イシュー
  • “更なる便利”と“日常の中の感動”へ
  • 流通・小売業が成功するために必要なチャレンジとは

店舗という生活者が日常的に利用する顧客接点を持つことは、流通・小売業の大きな強みであり、各企業は従来から“店舗の在り方”を工夫してきました。これまで流通・小売各社が取り組んできた「全国統一」の店舗形態は、店舗オペレーションの画一化や物流・配送コストの最適化などの観点で非常に有意義で洗練されてきたものです。
一方、統一店舗形態での店舗開拓余地は少なくなりつつあると同時に、「生活者ニーズに沿った商品・サービス/購入体験の提供」の観点では、十分にそのニーズを満たし、売上・利益を追求しづらくなっています。

NTT DATAでは未来の小売業において、現状の小規模店をさらに超える極小店舗(≒マイクロマーケット)や、特定の商品ラインナップに限定した店舗など、生活者のニーズに合わせて多種多様な顧客接点が展開されると考えています。

一方で、複数の店舗形態を運営していくことはコスト的にも運営能力的にも困難を伴うため、デジタルを活用する事で高効率な運営も同時に実現する必要があります。
NTT DATAでは、このような世界の実現には

  1. データ駆動型経営(高度なデータ・AI活用の各業務への組み込み)
  2. 店舗価値の再定義(お客さまとの物理的/情緒的距離を縮める)

の2つが重要と考え、その実現のための取り組みを始めています。

デジタルを駆使して高効率な経営ときめ細やかな生活者対応の両立を実現

高効率な事業運営の重要性が増す中で、高精度な需要予測を元に業務の無駄を排し省人化・自動化・高精度化することは、バリューチェーン上のさまざまな領域で今後より一層進めていかなければなりません。
特に需要予測においては従来のPOSデータのみならず、人流データや顧客行動DNA(生活者一人一人の趣味趣向)を紐づけ、高度な学習アルゴリズムでそれらを分析する事で、商圏に存在する生活者個々人の需要を解像度高く把握する事が重要です。

1. 高精度需要予測の各業務プロセスへの組み込み(店舗開発・商品企画・発注・在庫・接客)

お客さまとの物理的/情緒的距離を縮めるため、新たな店舗の在り方の1つとして、商圏の的を絞った極小店舗の出店が、さらなる便利と新たな体験の提供を可能にする未来を想定しています。
極小店舗では、生活者に物理的により近い距離でのサービス提供によって“さらなる便利”の提供を行う事ができます。従来からの店舗は、物流拠点としての機能も持つことで、極小店舗や個人宅へのラストワンマイル配送網の整備・活用が進み、便利さを後押しします。

また、極小店舗に商品在庫が配置されることで、従来からの店舗に空きスペースが生まれ、各極小商圏のニーズに合わせた商品・サービスの展開が可能になります。例えば、これまでは配置できなかった大型商材やコト型商品の展開や、さまざまな新しい体験やデジタルを駆使した新しい接客といったチャレンジへの道が広がるでしょう。

これらを通して、流通・小売各社は物理的にも心理的にも生活者との距離をさらに縮めることが可能になります。

一方で、極小店舗は小型店舗と比べて1店舗あたりの売上は限定的になる可能性もあるため、デジタルによる業務の省人化を前提とし、経営を成立させる業務・ビジネスモデルの構築にも取り組む事が重要です。

2. 店舗価値の再定義(新しい体験と多様な接客)

NTT DATAは、流通・小売業をけん引する事業者様との多くの実績をもとに、生活者起点のサービス実装~業務オペレーションの高度化~バリューチェーン変革といった幅広い領域で流通・小売業のデジタルを活用した事業変革を推進しています。
店舗運営や接客といった流通・小売業に欠かせない機能を自らも現場で熟知し、デジタル×業務運営×経営の三位一体で実践することで、これからの流通・小売業の維持・発展に共にチャレンジしていきます。

デジタルを駆使した
データ駆動型経営がもたらす、
流通・小売業の未来

効率的な経営を維持しながら多様な生活者ニーズに対応し、バリューチェーンを変革することで、流通・小売業の継続的な発展に貢献する方法について説明します。

  • Chapter 1 流通・小売業が抱えるふたつの経営イシュー
  • Chapter 2 “更なる便利”と“日常の中の感動”へ
  • Chapter 3 流通・小売業が成功するために必要なチャレンジとは

ラインナップ

お客さまのソリューションに合わせた開発とともに、パッケージの提供もしています。

CAFIS Arch®

クラウド型総合決済プラットフォーム

「CAFIS Arch」は、様々な決済端末に対して、クレジット、デビット、電子マネーなどの決済機能に加えて、アジア各国の独自決済機能、多通貨決済や免税手続きなどインバウンド機能、お客様の駐車券精算やポイント機能連携、電子サインなどの決済周りの付帯機能を提供するクラウド型の総合決済プラットフォームです。

流通・小売 通信・放送 顧客接点・決済

Alteryx

データ準備やデータ前処理、ブレンディング、分析、共有を ワンストップで提供

Alteryxは、業務ユーザからIT部門まで誰でも使えるセルフサービス分析プラットフォームです。直観的なユーザーインターフェイスを使用してデータカタログ/データプリパレ―ション/分析(予測・統計・空間)、結果の共有まで、一気通貫でサポートします。

製造 流通・小売 データ&インテリジェンス

トレンドエクスプローラー™

X(旧Twitter)の日本語Postデータと生成AIを活用しマーケティング業務を変革

「市場の反応や生活者の声」からトレンドの兆しを発見、更に言語解析や生成AIも組み合わせてトレンドの背景を導出することで、商品開発やプロモーション戦略などのマーケティング業務を変革します。

食品 流通・小売 データ&インテリジェンス 顧客接点・決済 生成AI

Omni Payment Gateway®

チャネル統合型の次世代決済代行ソリューション

NTT DATAは、日本最大級のキャッシュレス決済インフラであるCAFISの運営により、約半世紀にわたり、日本のペイメント市場を支えてきました。様々な環境変化に対応するべく、最先端のデジタル技術を活用して開発された新たな決済プラットフォーム”Omni Payment Gatway”により、CX(カスタマーエクスペリエンス)/EX(エンプロイエクスペリエンス)双方の変革を実現します。

金融 官公庁・自治体 流通・小売 顧客接点・決済

iQuattro®

企業の垣根を越えてDXを加速するデジタルサプライチェーンプラットフォーム

ビジネスで産まれる膨大な情報を企業・組織横断的につなぎ、伴走型のコンサルティングにより企業のDXを全行程サポートします。

食品 流通・小売 製造 SCM・ロジスティクス IoT コンサルティング

DataRobot

高精度の予測と自動化を実現する革新的な機械学習プラットフォーム

「DataRobot」は、専門知識がなくてもAIによるデータ分析や数値予測を、専門知識がなくても業務に活用できる汎用的な機械学習プラットフォームです。

流通・小売 製造 金融 ウェブサービス データ&インテリジェンス

イベント・セミナー

東京

リテールテックJAPAN

開催日:2025年3月4日(火)~2025年3月7日(金)

リテールテックJAPANは流通業界向けの情報システムの総合展示会です。流通情報システムを中心に、決裁・キャッシュレス、店舗販促・デジタルサイネージ、AI、EC、物流IoT、働き方改革など最新ソリューションが揃い、経営マネジメント層、マーケター、人事労務など様々なキーパーソンが来場します。

流通・小売

これからの顧客アプローチと成功の肝所 -データ×テクノロジーでどのようにCX変革を成し遂げるのか?-

公開日:2024年9月25日(水)

このような方におすすめ
・マーケティング業務の最適化に課題がある方
・マーケティングでデータ活用を推進したい方
・データ活用の具体的な計画が出せず悩んでいる方

食品 流通・小売 通信・放送 コンサルティング 顧客接点・決済

データベースの新潮流 -NewSQLとは何か?-

公開日:2024年8月30日(金)

このような方におすすめ
・ハイトランザクションに耐えうるデータベースを探している。
・システムのスケーラビリティとデータ整合性を両立させたい。
・EC、決済など集中的な負荷を捌かなくてはならない。

金融 流通・小売 データ&インテリジェンス クラウド

顧客エンゲージメント強化や体験・経験デザインにお困りのお客さまへ

NTT DATAでは、世界各国にデザイン拠点を置き、人材・ノウハウの共有、グローバルの先進事例の活用やプロジェクト連携を進めています。グローバルに展開するサービスデザインの専門家が共通のビジョンのもと共創し、お客さまの製品とサービスの提供価値向上を支援します。

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